2004年12月16日

JEITA、2004年度半導体テスター需要を42%増と見込む
 社団法人電子情報機器産業協会(JEITA)の産業用電子機器需要予測ワーキンググループは、「産業用電子機器需要予測〜2007年度までの需要展望」という講演の中で、2004年度の半導体テスター売上は前年比41.9%増の約3230億円になるとの予測を発表した。また、2005年度は同比18.3%減の約2640億円、2006年度は同比5.9%増の約2795億円、2007年度は同比8.9%増の約3045億円と予想している。2003年度を基準に2007年度までの年平均伸び率は7.5%と順調に推移していくと予想している。テスター産業は、電子機器産業全体の6%しか占めていないが産業全体の動きを反映するため、先行指標となると言われている。

 同ワーキンググループは、2004年度前半は、オリンピック効果を含むデジタル家電の大幅な普及の波に乗って順調に売上が推移してきた。しかし2004年度後半では、3年連続して大幅な投資の影響から受注にかげりが出てきていると分析している。

 2005年度の需要予測については、調整局面から減少が予想されるが、2001年度のような大幅な下落は起こらず小幅な調整になると予想している。その理由として同ワーキンググループは、デジタル家電や携帯電話、車載用デバイスなど広範囲に渡り大量に半導体チップが使用されることや、半導体チップの微細化・高集積化・複雑化に伴い、テスト時間がこれまで以上にかかるためテスターの需要は増大しているということを指摘している。また、半導体メーカーの収益も好調なため、引き続き投資競争も行われると予測している。

 2006年度以降は、半導体チップの微細化・高集積化・複雑化が引き続き起こるため、テスト時間の増大から需要は回復すると予測している。

<主要機種別動向>
●アナログ・デジタル混載チップテスター
デバイスの複合化、SOC(system on chip)化の傾向から、アナログ・デジタル混載チップテスターの占める割合は増えていくと予想される。過去3年連続した大幅な投資増加からアナログ・デジタル混載チップテスターの需要は2005年度に一時的に減少するものの堅調に推移していくと予想される。2004年度売上は前年比33.8%増の約570億円、2005年度売上は前年比15.8%減の約480億円、2006年度売上は前年比9.4%増の約525億円、2007年度売上は前年比7.9%増の約588億円と予想されている。

●ロジックチップテスター
ロジックチップテスターの需要も同様に、2005年度に一時的に減少すると予想される。しかし、日本半導体メーカーのシステムLSI強化への方向転換や今後のSOCデバイスの大きな伸び、デジタル機器の爆発的な需要などにより、その後は順調に推移していくものと予想されている。2004年度売上は前年比39.2%増の約430億円、2005年度売上は前年比14.0%減の約370億円、2006年度売上は前年比8.1%増の約400億円、2007年度売上は前年比2.5%増の約410億円と予想されている。

●メモリーテスター
メモリーテスターの需要も同様に、2005年度に一時的に減少すると予想される。しかし、高速のDRAMへの世代交代が進んでいるため、需要は好調でその後は順調に伸びていくと予想される。メモリーの消費がパソコン向けからデジタルカメラや携帯電話、デジタル家電向けのメモリーカードに用途が広がっているため持続的な需要が見込まれている。2004年度売上は前年比51.9%増の約1550億円、2005年度売上は前年比22.5%減の約1205億円、2006年度売上は前年比4.1%増の約1255億円、2007年度売上は前年比12.0%増の約1405億円と予想されている。

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