2005年01月14日

シャープ、液晶パネルで新工場建設
 シャープは、亀山工場内に第2工場を建設すると発表した。40〜50型を中心に大画面テレビ向け液晶パネルを量産する。設備投資額は約1500億円で、2006年10月に生産稼動の予定だ。液晶パネル市場は韓国や台湾メーカーとの競争が激化する中で、今後需要拡大が見込める40〜50型液晶テレビ向けで先行する考え。

 新工場の建設は2005年7月に着工し、今後、液晶テレビの販売量は37型が最大ボリューム市場となり、準主力が40型クラスで、最小サイズは32型になるとの見通しから、最も効率よく生産できる第8世代と呼ばれる2160mm×2400mmのガラス基板の採用を決定した。これは、亀山第1工場で使用しているガラス基板のほぼ2倍の大きさで、一枚のガラス基板から40型は8枚、50型であれば6枚を一度に作ることができる。ガラス基板の処理能力は月間1万5000枚で、第2期生産ラインを導入する2007年中には、月間3万枚となる。また、新工場は亀山第1工場に比べ、工場内でのガラス基板の搬送距離を2.5kmから1.2kmに短くすることで、生産リードタイムを12日から7日に短縮する。これにより、投資生産性は亀山第1工場に比べ、約2倍(45インチ型換算)になるという。

 また、32/37型液晶パネルを量産中の亀山第1工場や、携帯電話機向けシステム液晶パネルを製造している三重第3工場も生産ラインを増強中で、両工場とも2005年4月から生産能力が現在の1.6倍に増える。

 液晶テレビ向けや携帯電話向け液晶パネルの需要拡大により、同社の液晶事業は2004年度売上高7300億円に対し、2005年度は13.7%増の8300億円を計画している。2006年度には当初1兆円を目標としていたが、価格下落の影響もあり9500億円に修正した。液晶関連の2005年度設備投資は約1400億円を予定しており、内訳は、大型パネル向けが約640億円、中小型パネル向けが約760億円となっている。

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