米Texas Instruments(TI)社は、家庭やビジネス向けのプロジェクタに使われるDLP(Digital Light Processing)サブシステムが、2004年は世界シェア47%に達したと発表した。TIは1996年からDLPサブシステムの量産出荷を開始しており、累計出荷台数は500万台となった。
DLP技術はプロジェクタの心臓部に当たるもので、DMD(Digital Micromirror Device)と呼ばれる半導体が使われている。DMDには48万〜131万個の小さな鏡が敷き詰められており、鏡の角度を変えることで入射光を制御し、鏡で反射した光をスクリーンに映し出す仕組みになっている。液晶ディスプレイ(LCD)などに比べ、応答速度が速く、映像が明るいなどの特長がある。すでに、世界で75社以上の企業がDLPサブシステムを採用し、350モデル以上の大画面デジタルテレビやプロジェクタを製造しているという。
国内の調査会社テクノ・システム・リサーチによれば「TIのDLPサブシステムは、高温ポリシリコンLCDやLCoSなど他のすべてのプロジェクション・ディスプレイのサブシステムの出荷総数を上回り、2004年度に265万台が出荷された」という。