日本IBMは、半導体やフラットパネルディスプレイ(FPD)などの製造ライン構築を支援するため、システム検証サービスを提供する施設「SiView(エス・アイ・ビュー)コンピテンシー・センター」を同社京都五条事業所内に開設したと発表した。
同センターでは、日本企業を中心に世界各国の半導体やFPDなどの製造ラインに、IBM の生産管理システム「SiView」シリーズを導入するための技術支援と検証を行う。工程管理システムに障害や保守による停止または予期せぬシステムの停止が発生すると大きな損失に繋がるため、新規ソフトウェアの導入や修正モジュールの事前検証、トラブルの再現テストを実際の製造ラインと同等の環境下で行うことで、これまでよりも安全かつ早期に新しいシステムへの移行や問題解決することが可能になる。
また、同センターに設置したUNIXサーバー「IBM eServer pSeries」6台により複数の環境下で同時にシステム検証を行うことができる。さらに、東京事業所内の「IBMシステム・コンピテンシー・センター(ISCoC)」に設置されたストレージ「TotalStrage エンタープライズ・ストレージ・サーバー(ESS)」とネットワークで接続されているため、大量に保管されているデータのシステム検証にも対応する。
IBM SiViewは、300mm/65nmプロセスなど最先端半導体製造ラインに対応した半導体製造工程管理システムとして開発され、現在、同社イーストフィッシュキル工場を始めとする多くの300mm工場で稼働している。同センターの運営は、日本IBMと製造業に特化したサービス子会社の日本アイビーエムインダストリアル ソリューションが行うことになっている。