電子情報技術産業協会(JEITA)がまとめた民生用電子機器の国内出荷実績によると、2005年3月の出荷金額は前年同月比10.4%増の2449億円と、16カ月連続で前年同月を上回った。映像機器や車載AV機器の出荷が引き続き好調で、地上デジタル放送受信機器の3月出荷実績は28万5000台となり累計台数は366万3000台となった。
分野別に見ると、映像機器が前年同月比12.6%増の1554億円となり、全体の伸びをけん引した。21カ月連続で前年同月の実績を超えている。液晶カラーテレビやDVD録再機が伸び、出荷台数では液晶カラーテレビが同75.3%増の37万9000台となった。このうち10型以上は同98.3%増の35万4000台とほぼ倍増した。その中でも画面サイズが大きい16:9の製品は同129.0%増の16万9000台となるなど、大画面タイプの伸び率が高い。PDPテレビは同3.3%減の2万3000台となり、2003年5月以降では2度目となる前年同月実績を下回った。また、カラーテレビ全体に占める地上デジタルテレビの比率は3月単月で22.1%となった。
DVD録再機は同57.7%増の37万3000台となり、このうち、HDD(ハードディスク装置)内蔵型の比率は82%を占めている。車載用AV機器は、カーナビゲーションシステムが好調で、同14.3%増の721億円と10カ月連続のプラスとなった。一方、音声機器の国内出荷はMD関連機器の需要一巡など、市場をけん引する商品不足のため、同15.9%減の175億円と2000年3月以来前年同月を下回っている。
2004年度(2004年4月―2005年3月)の民生用電子機器の国内出荷実績は、前年度比13.7%増の2兆4277億円で、2002年度から3年連続で前年度を上回っている。分野別では、映像機器が18.9%増の1兆5555億円、車載用AV機器は同14.0%増の6721億円と伸ばしたが、音声機器は同15.9%減の2002億円と低迷した。