富士フイルム エレクトロニクスマテリアルズ(FFEM)は、中国蘇州に現地法人を設立し、製造工場の建設に着手した。新会社の社名はFujifilm Electronic Materials(Sizhou)で資本金は5億円、FFEMの100%子会社となっている。投資額は2005〜2007年の間で総額12億5000万円を計画している。敷地面積は3万3000m
2で、既に蘇州工業園区内に土地を取得している。年内に第一期工事を完了し、2006年1月より中国市場向けに製品の供給を開始する予定。
新工場では、現像液、レジスト剥離液などの生産と各種絶縁膜やCVD成膜用原料の詰め替えなどから運営を開始する。その後、液晶ディスプレイ(LCD)カラーフィルタの製造に使用する着色レジスト「カラーモザイク」の製造も行うとしている。
FFEMでは、中国における半導体生産を日本、中国に加えて台湾企業が進出することにより急速に拡大しており、また、LCDの生産も現在のSTN-LCDから大型TFT-LCDも加わり本格化していると見ており、電子材料の大幅な需要増を見込んでいる。同社は現地生産を推進することでコスト競争力を強化し、迅速に対応できる体制を確立、事業拡大を狙う。