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2005年05月17日

Electronic Newsから:
2004年半導体製造装置市場はAMATが17%で他を圧倒

 2004年の半導体製造装置市場は、米Applied Materials(AMAT)社が売上高を伸ばすとともに市場シェアも増加させた。米Goldman Sachs社のアナリストは、このシェア増はAMATの攻めの価格設定にあると指摘している。このアナリストは米Gartner Dataquest社が数週間前に報告した2004年のデータを基に製造装置市場シェアを検証した。
 AMATの市場シェアは2003年の14%から2004年に17%へと増加した。AMATの主力製品である成膜装置とCMP装置は2年連続で市場シェアを増加しているという。

 成膜装置市場では、AMATは市場シェアを2003年の46%から2004年は53%へと伸ばした。競合となる米Novellus Systems東京エレクトロン(TEL)の両者のシェアを減少している。その中でもNovellusの減少幅は大きく、市場シェアは2003年の21%から2004年17%へと減少した。TELの市場シェアは2003年13%、2004年12%となった。

 CMP市場では、AMATが2003年から11ポイント増加し市場シェア73%を獲得した。荏原製作所は2003年の27%から20%へとシェアを落としている。

 Goldman Sachsのアナリストは「AMATの年末に向けての攻めの価格戦略が市場シェアを増加させたと見ている。Novellusは同社第4四半期決算時に競合の一社(AMATと思われる)が略奪的な価格形成行為を行った」と指摘する。

AMATがイオン注入装置市場でシェアを落とす

 AMATに続いて、装置市場シェア全体でTELは11%、蘭ASML社は7%、アドバンテスト6%、米KLA-Tencor社4%を占めた。

 イオン注入装置市場では、Dataquestによると米Axcelis Technologies社が市場シェア38%でトップ、米Varian Semiconductor Equipment Associates社が31%、AMATが18%と続く。この分野はAMATが市場シェアを減少させた数少ない市場となった。AMATのシェアは2003年から4ポイント減少した。
 中電流イオン注入装置ではVarianがシェア52%で引き続き市場を支配したが、2003年からはシェアを9ポイント落としている。一方で日新イオン機器は昨年からシェアを7ポイント上げ35%を占めた。
 「イオン注入装置メーカーは、微細化とともに拡大が期待される高電流装置市場に目を向け始めている」(Goldman Sachs)という。トランジスタ形成工程は複雑化しており、先端の半導体メーカーや研究開発機関が65nmプロセス、45nmプロセス用のHigh-k 絶縁膜材料の検討を始めた。AxcelisとAMATの新製品の発表はまさにこの分野を狙っての動きだ。とは言ってもこの分野では、Varianが 2003年の市場シェア16%から22%へと増加させた。市場を牽引するAxcelisはシェアと4%落とし40%となった。「Varianは市場で一番先に枚葉式高電流イオン注入装置を出した。これがシェアの増加につながった」(Goldman Sachs)。ちなみにAxcelisはゲート形成時のHALO注入に対応した枚葉装置「Optima」を2005年初めに発表している。

 絶縁膜エッチング装置市場は、米Lam Research社がシェア24%で2位、TELがトップで2003年の49%から51%に伸ばした。AMATも2003年17%から22%に増加している。

 検査・計測装置の分野では、米KLA-Tencor社 が驚くこともなく市場シェア42%を占めトップに君臨する。「微細化とともにプロセスコントロールの重要度が増している。結果として半導体製造分野の総設備投資額に占めるこの分野の割合は継続的に増加していくと見ている」(Goldman Sachs)。Goldman Sachsが2005年2月に開催した技術シンポジウムにおいて、KLA-Tencorは、数年前まではプロセスコントロールに対する投資額は工場全体の 5%に過ぎなかったが、現在では15%近くに上がっていると報告した。KLA-Tencorではこの比率はここ数年内に20%ぐらいまで増加し、ピークを迎えると期待している。

 ATE(Automatic Test Equipment)市場では、アドバンテストがシェアを10ポイント上げ41%。2位の米Teradyne社1ポイント増加しシェアを20%とした。第3位は米Agilent Technologies社でシェアは昨年の19%から12%へと減少した。
 「アドバンテストのシェアの増加は、2004年通期にわたって設備投資を積極的に行ったメモリーメーカーに牽引された格好だ。アドバンテストの売上高のうち半分以上はメモリー用テスターが占めている。非メモリー製品用のテスター『T2000』の売り上げ増も寄与している。シェアを落とした Agilentは2005年には同社『93000』シリーズの新しいPCI Express対応製品で市場を巻き返すと見ている」(Goldman Sachs)と述べた。(Electronic News)

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