米Freescale Semiconductor社は、90nmプロセスでマルチコアプログラマブルDSPの量産を開始したと発表した。同社の90nm
DSP「MSC8122」および「MSC8126」では、4個のDSPコアを一つのダイに集積しており、2GHz駆動/8GMAC(ギガ積和累算/秒)という高い信号処理性能を低消費電力(2W)で実現できる。このため、無線ネットワーク(RNC)やパケットテレフォニ・メディアゲートウェイ、ビデオ・マルチカンファレンスユニットなどの通信基盤用のデバイスに向いている。
同社のDSP「MSC812X」には300MHz、400MHzおよび500MHzの3種類ある。300MHzと400MHzバージョンでは-40〜105℃という幅広い温度範囲をサポートしている。500MHzバージョンでは、温度範囲は0〜90℃となっている。価格は1万個購入時で1個あたり127.74米ドルからとなっている。
同社バイスプレジデント兼ネットワーキング&システムグループのジェネラルマネージャ Lynelle Mckay氏は、「マルチコアプログラマブルDSPの量産により、エンベデットシステム設計者に従来のシングルコアDSPやMPUに替わる高性能かつ省電力のDSPを供給することができるようになった。90nmプロセスの採用によりコア電圧や価格、消費電力の低減が可能になった」と述べている。