日立製作所は、プラズマ事業の強化を図るため富士通日立プラズマディスプレイ(FHP)の宮崎事業所の生産設備を増強すると発表した。2004年3月時点で約750億円の同事業所三番館への投資額を100億円増額し約850億円にする。これにより、最新の生産設備を導入し、新しいプラズマディスプレイパネル(PDP)の生産ラインを構築する。
FHPは、2004年3月に同社宮崎事業所に総額約750億円を投資し、2005年初めから新工場の建設を開始、2006年初めから月産5万台で量産を始め、2007年に生産能力を最大15万台にする計画を発表していた。しかし、PDPの大幅な価格下落と急激に変化する環境の中で事業を拡大させるために、競争力を維持できる生産効率の高いラインの構築が必要不可欠と判断した。三番館の設備と製造工程の見直しを行い、稼働開始時期を2006年下期とした。
さらに、プラズマ市場の堅調な見通しと2006年から本格的に開始されるデジタル放送により需要がさらに高まると判断し、当初の計画から5万台上積みして三番館の量産開始時に月産10万台、本格稼働時の2008年には同20万台にし、二番館の同10万台と合わせて総計で30万台の生産体制を構築する。
また日立は、2005年3月にプラズマ事業の強化を図るため富士通の保有するFHPの株式を取得し、FHPを連結子会社化、PDP技術に係る特許を取得している。