キヤノンは、薄型ディスプレイ「SED」(Surface-conduction Electron-emitter Display)の研究開発拠点を神奈川県平塚市に建設する。薄型大画面テレビに向けたSEDの本格生産を視野に入れながら、量産技術などの確立を急ぐ。投資額は約208億円で、2006年7月から一部使用を始める。
新たな研究開発拠点は、同社平塚事業所から約300m離れた場所で、面積が約3万m2の敷地に4階建て研究開発棟2棟など、延べ床面積約4万5600m2の建屋を建設する。従業員は2006年7月末に150人規模となる予定。
キヤノンは同社平塚事業所でSEDに関する基礎技術の研究開発を行ってきた。2004年10月には東芝と、SEDパネルの開発や生産、販売を行う合弁会社「SED」を設立し、2007年からSEDパネルの量産を始める計画である。新拠点では、本格量産に向けて生産技術などの研究開発体制を強化していく。