仏Soisic社は、SOI(Silicon on Insulator)ウェーハを採用した90nmノード対応のCustomer Owned Tooling(COT)設計キットを発表した。同社によると、この種の設計キットは業界初であるという。
COTとは、顧客自身がEDAなどを利用して、自らカスタムLSIを設計する開発手法だ。同社のCOT設計キットを使用すると「ファブレス企業は、量産CMOSプロセスで製造されるLSIに比べ最大35%高速かつ消費電力が約半分のLSIを、完全に自社設計できる」(同社)。
同社のキットは業界標準EDAツールの作業フローに沿っている。米Freescale Semiconductor社の90nm SOIプロセスで製造可能な、複数の動作電圧に対応した標準セルライブラリ、メモリーコンパイラ、標準I/Oで構成される。
「これまでSOIの供給は、専用のEDAツールとフローを持ち、最新技術に対する多額の投資が行える大手半導体メーカーに限られていた。当社の優秀な知的財産チームは、Freescaleの先進SOIプロセス技術と、クラス最高のデバイスおよび設計ノウハウを組み合わせ、一般的なCOT市場でSOIの利用を可能とした」(Soisic社長兼CEOのEduard R. Weichselbaumer氏)としている。