東芝は、携帯音楽プレーヤー向けの小型燃料電池を開発した。燃料は濃度99.5%のメタノールを希釈せず使う。出力はSi (メモリー内蔵型)オーディオプレーヤー用が100mW、ハードディスク(HDD)オーディオプレーヤー用が300mW。燃料タンクの容量は100mW型が3.5ml、300mW型が10mlで、駆動時間はそれぞれ約35時間と約60時間。現在プレーヤーの試作機を用い、動作検証を行っている。今後、耐久性と信頼性などを試験し、2007年以降の燃料電池の本格普及期に向けて生産技術を含めた開発を加速していく。
燃料電池本体の大きさは、100mW型が横23mm、縦75mm、厚さ10mmという板ガム程度。300mW型は横60mm、縦75mm、厚さ10mm。プレーヤー全体は、シリコンタイプが横35mm、縦110mm、厚さ20mmで重さ78.5g。HDDタイプが横65mm、縦125mm、厚さ27mmで重さ270g。同社は「試作機には動作検証用の部品が含まれるため、最適な製品設計を行えば大幅な小型化が可能」としている。
同社は、10月4日から8日に幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2005に、両試作プレーヤー機で共用可能な燃料カートリッジを出展する予定だ。