米国カリフォルニア州サラトガに本社を置く市場調査会社Advanced Forecasting社は,「ICの平均販売価格(ASP)は、全体的に2006年第1四半期に再び上昇を開始すると予想される。1月に最高水準に達した後は15%低下し、8月には1米ドル58米セントに落ち着く」という見方を明らかにした。
ICの販売個数の増加が続けば、工場稼働率が上昇し、ASPが押し上げられる。このようにして2006年は、当初の予想どおり半導体景気サイクルの上昇に拍車がかかりそうだ。同社は、「2月からASPが低下する傾向は2001年の低迷時とよく似ている。しかし、現在の状況は当時とは違い、実質的にも楽観視できる」ことを強調した。
同社のマーケティング/セールス部門ディレクタのRosa Luis氏は発表の中で、「予測される潜在的需要に対してICの売上高とICの販売個数が必要以上に増えることは2000年には重大なことだった。しかし、現在ではたいした問題ではない」と説明した。また、現在の状況は2000年と次の点で異なるという。2000年は潜在的需要の予測成長率が下降を続けたのと同じ時期に、ICの売上高は増加の一途をたどった。そのため、真の需要と実際の出荷個数のギャップが拡大した。
Luis氏は、「現在のIC販売個数の好調は、工場稼働率が第4四半期に入っても上昇するという当社の予測を裏付けるものだ。工場稼働率は、ICの販売個数の増加とともに、供給が圧迫されるまで向上し、価格の上昇は余儀なくされるだろう」と続けた。さらに同氏は、「工場稼働率は半導体業界の健全性を正確に示している。2005年第2四半期の生産能力は(200mmウエーハ相当で)週当たり144万枚、稼働率は第1四半期の86%から上昇して89%に達した。これは当社の予測と一致する」と付け加えた。
一方、2005年9月のファウンドリの稼働率は83%。1年前の99%と比較するとかなり低いといえる。その原因の1つに、ファウンドリの生産能力が1年前に比べて35%拡大したことが考えられる。
300mmウエーハの生産能力は、2004年第1四半期の2倍の週当たり10万枚に拡大した。同社は、「2005年第2四半期の稼働率は91%程度で、第1四半期の93%からはやや低下した」として発表を終えた。
(Electronic News)