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有機発光トランジスタによる 発光パネル |
ローム、パイオニア、三菱化学、京都大学の4組織は、有機発光トランジスタによる8×8ドットアクティブマトリクス発光パネルの試作に成功した。最大発光輝度は約1,000cd/m
2、発光の外部量子効率は約0.8%ある。駆動トランジスタと発光素子を同一のデバイスで構成できるため、従来の有機ELディスプレイに比べて部品点数を大幅に減らせる。
この発光パネルに使用した有機発光トランジスタは、4組織とNTTおよび日立製作所の推進するアライアンスと千歳科学技術大学が開発した、TPPy(テトラフェニルピレン)材料ベースの横型トランジスタである。表示デバイスとしての動作を実現するため、以下の技術を開発した。
●有機発光トランジスタの安定化:
有機発光トランジスタの安定な高効率発光を得るため、材料の成膜前に絶縁膜表面を改質し、TPPy有機半導体層の配向を制御する技術を開発した。また、凹凸の少ない高反射率ゲート電極を新たに開発し、有機半導体層の下に配置することで、トランジスタ内で発光した光を効率よく外部に取り出せるようになった。
●スイッチングトランジスタの開発:
有機発光トランジスタのスイッチングを行うため、高移動度のペンタセン有機半導体を用いたトランジスタを開発した。また、これらを同時に基板に組み込むプロセスを開発し、アクティブマトリクス駆動で有機発光トランジスタの発光に成功した。
ロームなどは、東京ビッグサイトで開催中(2月21日〜23日)のnano tech 2006に、開発した発光パネルを出展している。