記事検索

検索方法の詳細


2006年02月23日

ASML、ArF液浸で42nm、EUVで35nmの解像に成功
 蘭ASML社は、米国カリフォルニア州サンノゼで開催されるSPIE Microlithography 2006において開発中の先端リソグラフィ技術の進捗状況を発表した。

 同社の先端のArF液浸露光装置「TWINSCAN XT:1700i」は、42nmのパターン転写に成功した。XT:1700iを数世代にわたり使用できるという確証を得たとしている。XT:1700iは、同社4世代目の液浸露光装置で、開口数(NA)は1.2。光学系にはカタディオプトリック(反射屈折光学系)を採用し、現行最先端のArFドライ露光装置よりも解像度30%向上しているという。42nmのパターン形成のピッチは84nm、焦点深度は1μm、フィールドサイズは26×33mmと公表された。

 ASMLは、XT:1700iの量産を2006年第2四半期より開始し、半導体メーカーの45nmプロセスへの移行に間に合わせる計画。すでにASMLは液浸装置13台を出荷している。また、ドライ液浸プロセスからウェットへの同社初のフィールドアップグレードも受注したという。同社は液浸へのアップグレードが可能な装置を50台以上納入しており、65nmプロセスから焦点深度を稼ぐ目的で多くのアップグレードが行われると見込んでいる。

 さらに同社EUVリソグラフィ露光装置のα機(ADT、Alpha-Demo Tool)は、デモにおいて35nmの解像に成功したとしている。初めの2台のα機はすでに組み立てられており、現在は光学系や光源、測定用センサー、レチクルステージ、搬送系は認定作業を終了、光源および投影光学系の最終認定作業に入っているとしている。

 ASMLは、NA 0.25のEUV露光装置を2006年第2四半期中に米ニューヨーク州の研究機関Albany NanoTechとベルギーIMECに出荷する計画。

参 考>> ASML(ホームページ)
   
関連記事>>
   
関連ニュース>> 2006年2月20日−IBM、ArF液浸リソグラフィでライン幅29.9nmの解像に成功、JSRの新材料を採用
2006年2月17日−Rohm and HaasのArFレジストをIMECが液浸リソグラフィを用いた65nmコンタクトホール解像用に選定
2006年2月17日−ニコンが量産対応のArF液浸露光装置を大手半導体メーカーへ出荷
2006年2月16日−SEMATECHが約43nmのパーティクルをすべて除去するEUVリソ向けマスクブランクス洗浄技術を開発
2006年1月26日−TOK、中国内での生産体制を増強、LCD製造用剥離液の生産も開始
2005年12月20日−NECエレが、High-kを採用した55nmプロセスを発表、65nm比でリーク電流は1/10以下DFMの採用を継続、リソにはASMLのArF液浸露光装置を採用か
2005年9月20日−Electronic Newsから:IMEC、45nmプロセスに向けて液浸リソグラフィ性能を大きく改善
2005年8月30日−TOK、中国で半導体・LCD材料の量産を開始
2005年7月20日−液浸露光装置は2ステージ構成が主流にASMLが高NA光学系で先行、ニコンとキヤノンも2ステージで追従する
2005年7月11日−東京エレクトロン、液浸プロセス対応塗布現像装置「CLEAN TRACK LITHIUS i+」を発表
2005年7月1日−ニコンがArF液浸露光装置を開発、NA1.07を実現
2005年4月13日−Cymer、量産向けの液浸リソグラフィ光源を出荷開始
2004年11月17日−TOK、65億円を投じて半導体材料の研究開発新棟を新設45nmリソ技術の研究開発を強化、液浸露光装置の導入を検討
2004年9月1日−Electronic Newsから:IBM、ASML、TELがArF液浸技術の開発をAlbany NanoTechで開始
Advertisement

HOME | SI(日本版)について | 無償配布申込・変更 | サイトマップ | お問い合わせ | 広告掲載について | 関連サイト