米Walt Disney社は、Texas Instruments社製のDMD(digital mirror device)デバイスを使った投写型DLPの立体ディスプレイ装置を開発、TI Developer Conferenceの最終日の基調講演の席上でデモンストレーションを行った。Walt Disney社とTI社は10年以上も前から協力関係を結んでおり、スクリーンに投影する安定したディスプレイデバイスを開発してきた。1997年にはSXGA(1280×1024画素)など、プロフェッショナル向けの高精細品を共同で開発した。それを用いたDisneyの最初の映画は1999年の「ターザン」だった。
今回両社が開発した立体ディスプレイ装置は、観客が3次元用の眼鏡をかける必要はあるものの、DMDデバイスの高速動作を利用して立体映像を実現できるようになった。DMDデバイスは1個だけで、時分割駆動によりRGBそれぞれの色の光を投影する。右目と左目用それぞれのRGBカラーフィルタを光が透過することで、左右2組の映像を1フレームで映し出す。それを24枚/秒で表示するため、合計のフレームレートは144枚/秒にもなる。
このデモ映画を見た観客の一人は、「very very impressive, pretty cool」という表現で映像に感動していた。
(津田建二)