 |
| 試作した電子ペーパー |
凸版印刷は、アモルファス酸化物半導体ベースの柔軟なTFTを用い、電気泳動方式の電子ペーパーである米E Ink社のE Ink電子ペーパーの駆動に成功した。同社では、2008年度に実用レベルの試作品開発を目指す。
凸版印刷は、東京工業大学の細野秀雄氏グループが開発した、室温で作製可能で、従来のアモルファスSiに比べても優れた特性を持つアモルファス酸化物半導体(a-InGaZnO)を採用し、室温でプラスチック基材(PEN:ポリエチレンナフタレート)上にTFTを作った。プラスチック基材のTFTは、ガラス基板のものに比べて薄く、軽量で、壊れにくく、曲げることができる。このTFTとE Ink前面板と組み合わせ、柔軟性のある電子ペーパーを試作した。
試作品の画面サイズは、対角2インチで、画素数は80×60ピクセル。TFTの作製方法はスパッタ法。TFTの特性は移動度5cm
2/Vs以上、オン/オフ比は105以上となり、一般的なアモルファスSi TFTを上回る。