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販売価格の下落で、売上高の減少に向かう半導体市場

[issued: 2007.06.07]

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 SIA(米国半導体工業会:Semiconductor Industry Association)が2007年6月に発表した報告によると、2007年4月の世界半導体売上高は199億ドルに達し、前年同月の196億ドルから1.6%上昇したものの、前月比の203億ドルと比較すると2.1%下落する結果となった。
 2007年1月から4月までの合計の売上高は、前年同期と比べて3.7%増加した。(詳細については図を参照)
 SIAの会長を務めるGeorge Scalise氏は「競争の激しい半導体市場では、業界内の主要セグメントでASP(平均販売価格:Average Selling Prices)が下落し、その結果として世界規模でのチップ製品の売上高が減退している」と述べる。「半導体市場の中でも最大級のセグメントのうち、マイクロプロセッサー、DRAM、そしてNAND型フラッシュメモリーの各セグメントでは、従来のパターンよりも急激なASPの下落に見舞われており、出荷個数の拡大を相殺する結果となっている」(同氏)という。
 DRAMとNAND型フラッシュメモリーは、ASPが下落し出荷個数が拡大するという同じようなパターンとなっている。DRAMの出荷個数は、2006年4月と比較すると約50%増加しているが、ASPの下落を受けて総売上高は27%増にとどまっている。NAND型フラッシュメモリーについても、出荷個数は前年と比較して54%増加したが、価格下落によって総売上高は約1%近く減少した。
 Scalise氏は、「世界の一部の地域では経済成長が停滞しているにもかかわらず、電子機器製品に対する消費者支出はそれなりに維持されているといえる。そのため、個数ベースでの半導体製品への需要は今でも堅固なペースを保っている。しかし、ASPが従来のパターン以上に早いペースで下落しており、世界規模での売上高は予測したほど拡大していない。とはいえ、昨年のレベルは上回っている」と語る。
 さらに、SIAは半導体業界の設備稼働率にも言及した。それによると、2007年第1四半期の全体での設備稼働率は、2006年第4四半期の86.8%からわずかに拡大して87.6%となっている。一方で、ファウンドリの設備稼働率は、2006年第4四半期の80.9%から下落して、2007年第1四半期は79.8%にとどまっている。
 米iSuppli社、米IC Insights社、米Gartner社、WSTS(世界半導体市場統計:World Semiconductor Trade Statistics)などが半導体業界の2007年度業績の予測値を引き下げている中、SIAは10%成長という以前の予測値を現時点では変更するには至っていない。しかしながら、SIAは2007年6月13日にも最新の予測値を発表するとしている。

(Electronic News)





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