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2007年5月の半導体世界市場、売上高は前月比で1.2%の微増

[issued: 2007.07.06]

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 IC業界は、2007年5月に入ってわずかながらも回復の兆しを見せている。SIA(Semiconductor Industry Association:米国半導体工業会)が2007年7月に発表した報告によると、全世界での半導体の売上高は、2007年5月に203億ドルに達し、前年同月(2006年5月は198億ドル)と比べて2.4%増、前月(2007年4月は200億ドル)と比べて1.2%増となった。

 SIA会長のGeorge Scalise氏は、「マイクロプロセッサーとNAND型フラッシュメモリーの売り上げが大幅に拡大しており、PCや携帯電話機などの市場が引き続き好調であることが分かる。一方で、DRAM製品のASP(Average Selling Prices:平均販売価格)は引き続き厳しい競争にさらされており、2007年4月に続いて14%近くも下落している。DRAM製品は、出荷個数ベースでは7%拡大しているのにもかかわらず、売上高は8%下落している」と述べている。

 メモリーの利用がますます拡大していることに伴って、メモリーの製造コストは削減されつつある。Scalise氏は、「PCや携帯電話機の販売台数は、予測された10%の拡大幅とほぼ同じレベルで増えている。こうした製品のメモリー容量は劇的に拡大している」と述べている。また、「米Micron Technology社によれば、PCに組み込まれるDRAM製品の平均容量は、2006年の772Mバイトから2007年には1180Mバイトにまで拡大すると見込まれている。これは実に53%もの容量増である。携帯電話機に組み込むメモリーの容量はさらに大幅に拡大しており、一般的な携帯電話機に使用されるNAND型フラッシュメモリーの容量は、2010年まで複利年率200%以上で拡大すると見込まれている」(同氏)という。

 さらにSIAは「DSPの販売個数が継続的に5%強増えており、携帯電話機の在庫問題が解決していることが分かる」と指摘している。ASPは引き続き1%下落しているものの、販売個数の拡大幅は5%を少し上回っており、結果として売り上げは4.3%増加している。

 SIAの報告から総合して考えると、課題は引き続き存在しているものの、業界全体はゆっくりと、しかしながら着実に成長の路線に戻りつつあるように見受けられる。Scalise氏は「DRAMやNAND型フラッシュメモリーの価格引き下げに対するプレッシャーは厳しいものの、2007年の最初の5カ月間の半導体の合計売上高は、前年同期比で3.1%拡大している」と述べた。

 SIAは、2007年通年では世界全体のICの売り上げは前年比で1.8%にとどまると予測している。

(Electronic News)




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