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2007年下半期のDRAM市場は好転の見込み

[issued: 2007.08.21]

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 2007年前半のDRAM市場は極めて厳しい状況下にあった。しかし、市場調査会社各社は、「2007年後半にはメモリー製造業者はより良い業績を得られるであろう」との楽観論を再び展開している。

 米IC Insights社が2007年8月に発行した報告書によれば、「2007年5月と6月にはDRAM価格はどん底にまで落ち込んだが、価格面から見た危機は7月には脱しており、今後は上昇を始めると見込まれる」という。同社は、こうした楽観論は、「新学期や休暇期間に発生する需要」と関連するものだと報告している。さらに同社は、「2007年にはPCの出荷台数が12%拡大する。しかも、一般的なPCでは、2006年には1台当たりのメモリーが平均して800MBであったが、今後は75%増の1.4GB分のDRAMが搭載されるであろう」と述べている。PC1台当たりのシステムメモリーの平均搭載量は、2007年第2四半期の1.3GBから第3四半期には1.4GBに、そして、第4四半期には1.6GBまで拡大するものと見込まれている。同社によれば、DRAM製造各社は、2007年第4四半期に出荷されるPCの45%が、Windows Vistaを利用して最適な性能を引き出すために必要な2GB分のDRAMを搭載するものと考えている。

 携帯電話機やゲーム機でのDRAM需要も、2007年後半の業績を押し上げる1つの要因となるものと見られている。IC Insightsは、「Xbox 360」、「プレイステーション 3」、「Wii」などは、いずれも大量のメモリーを必要とすると説明。さらに、新世代の携帯電話機は本格的にDRAMの利用に乗り出すものと見られており、同社は2007年に携帯電話機1台当たりのDRAMは平均28MBにまで拡大するものと見込んでいる。

 IC Insightsによれば、「2007年前半はDRAMの製造業者にとっては非常に厳しい時期であったが、後半になってDRAM市場における需要と供給のバランスが取り戻されつつあるようだ」という。

 米iSuppli社も、「DRAM市場における2007年第3四半期の供給量の拡大の鈍化に加え、季節的需要の回復により、前半に底を打った市況は後半には安定する」との予測を示している。また、台湾の市場調査会社DRAMeXchange社は、「DRAMの価格は2007年9月には最高値に達する」と見込んでいる。

(Electronic News)



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