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シャープ、52型で厚さ20mmの次世代LCDの試作機を公開

[issued: 2007.08.23]

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シャープが試作した52型の次世代LCD

 シャープは、これまで培ってきたLCD技術を結集し、画質、薄さ、消費電力などを大幅に向上させた次世代LCDテレビの試作に成功したと発表した。

 今回同社が試作したのは52型で、画質性能においてコントラスト比は10万:1(200ルクスでのリビングコントラストは3000:1)、色再現性はNTSC比で150%、正面輝度は500cd/m2を実現している。これまでLCDの課題とされてきた動画性能や視野角性能についても、MPRT(Motion Picture Response Time)で4ms、斜め45度からのコントラスト比5000:1を達成。フォルムについては、主要ディスプレイ部の厚さは20mm(最厚部は29mm)の薄型化に成功、重量も50型クラスで25kgと軽量化、20mm(上)と25mm(左右)の狭額縁を実現している。また、年間消費電力については140kWh/年の低消費電力化を達成しているという。






厚さ20mm(最厚部は29mm) の薄型化を実現

 同社代表取締役社長の片山幹雄氏は次世代テレビの必要性について、「今後はデジタルシネマや次世代ハイビジョンなどの技術革新が期待され、薄型テレビの大型化や高画質化のニーズはますます強くなる」と述べる。同氏は、「最近では自発光型の有機ELやSEDなどが次世代ディスプレイとして扱われるが、果たしてそれらが今の薄型テレビに置き換わるのか」と疑問を呈する。その上で「LCDは液晶材料だけでなく、高輝度化、高コントラスト化、色表現力を上げる技術、高精細化技術、大型化技術、低消費電力化技術など多くの技術の積み重ねやすり合わせでできている。自発光型でないゆえ、それぞれの技術分野でブレイクスルーを図ってきた。それらの集大成であるLCDテレビはこれからも無限の可能性を秘めている」(同氏)とした。

 また、同社取締役ディスプレイ技術開発本部長の水嶋繁光氏は「今回の試作機が最終ではない。現時点でここまでできたという通過点に過ぎない。さらに進化させることで他のあらゆるディスプレイを凌駕できると考えている。現在のLCDテレビの次は新しい次世代LCDが担う」とコメントした。

 なお、シャープは今回発表した試作機の製品化について、販売時期、価格、具体的な新技術の詳細などについては明らかにしていない。

(鉄井 亮一)


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