半導体製造ラインの配線工程(BEOL:Back-End-of-Line)では、Low-k絶縁膜からさらに低い比誘電率(k)のUltra Low-k絶縁膜への移行や、配線寸法100nm以下のCu抵抗の非線形性の増加など重要な変化が起きている。伊仏合弁のSTMicroelectronics社、米Freescale
Semiconductor社、蘭Philips Semiconductors社のジョイントベンチャーが進行している仏Crollesでは、ハードマスクによるトレンチ-ファースト(TFHM:Trench First with Hard Mask)のデュアルダマシン法による完全統合型の300mm/65nm BEOLプロセスを完成させた。Low-k膜との相性が良く、またリソグラフィのプロセスウインドウも改善できるため、この手法で行うと製造を早期に立ち上げることができる。同グループは、90nmから65nmに移行で製造の立ち上げ期間を18ヵ月から7ヵ月に短縮できた。Philips SemiconductorsとSTMicroelectronics、仏CEA
LETIは、PVD(Physical Vapor Depositon)で成膜したTaN膜よりALD(Atomic Layer Deposition)で成膜したTaNバリア膜の方が、100nm以下で良好なRC遅延特性と信頼性が得られたという。