無償購読申込・変更
Email Newsletter登録
記事検索

検索方法の詳細



2005年4月号
Emerging Technologies
低コストRFIDタグ作製へ新しい取り組み
Peter Singer
* * * *
 半導体業界が新しい分野に参入することになった。それは製紙産業である。世界初の有機RFID(Radio Frequency Identification)タグの開発を目的として、製紙および林業界の世界最大手である米International Paper社と低コストRFIDの開発メーカーである米OrganicID社の間で業務提携が結ばれた。この業務提携の目的は、RFIDタグの製造単価を1¢以下に抑えることである。
有機RFIDタグの試作品。製造単価1¢未満で製造することが目標。(出典:米OrganicID社)

 低コストのRFIDタグは、全種類の商品を識別するものとして次第に普及していくと期待されている。すでに米Wal-Mart社は、全業者に対してRFIDタグを商品に使用するように要求している。読むことができるカートを導入しているスーパーマーケットもある。
 OrganicIDは有機材料(プラスチック)から最初の印刷可能なRFIDタグを開発した。現在RFIDタグは、Siから製造されており高価な生産技術が必要で、製造単価は平均で25〜45¢である。 同社はSiを使った場合、製造単価を5未満に抑えることは不可能であると考えている。

 

Advertisement
 「RFIDタグの製造単価は5¢未満に抑えることができないという神話を崩壊させ、さらに進んで1¢程度で製造することもできると考えている」とOrganicIDの社長兼CEOで共同出資者でもあるKlaus Dimmer氏は語る。「将来、Siタグよりも簡単で効果的に商品パッケージに取り付けられ、商品配送を効率よくできるようになる」。
 OrganicIDは、有機RFIDを独自のフレキシブル基板上に導電性インクや有機材料積層し、パターニングする方法で開発した。OrganicIDは、独自の回路設計やプロセス技術で、規格化された印刷可能なRFIDタグを製造できる。また、有機トランジスタで13.56MHzの伝送が可能であると示した最初の企業でもある。

HOME | SI(日本版)について | 無償配付申込・変更 | サイトマップ | お問い合わせ | 広告掲載について | 関連サイト