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2005年7月号
GES、中国における
半導体中古設備市場の現況

陸 楠(記者)

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 半導体製造関連設備の中古品の調達を担当するマネージャは、最適な設備を求めて常に知恵を絞っている。これは、数百万ドルが動く半導体設備中古品の購買には、使用サイクルや投資リスクなど検討するべき点が極めて多いためである。中国では、現在半導体設備の取引が活発なことから購買マネージャにとっては「まやかしに惑わされず購入すること」が何より重要となっている。Semiconductor International China編集部がGlobal Electronics Solutions(GES)の最高執行責任者Bharat J. Kulkarni氏に話を聞いた。


SI China
:GESが半導体設備中古品の取引事業を開始し、中国進出したのはいつ頃のことか?現在の進展状況は?
Bharat J. Kulkarni:GESは、2002年4月に米Comdisco社を買収し中古設備事業に参入し、同年下半期には同事業を中国にまで広げた。中国の大手半導体メーカーと業務関係を持ちながら安定成長を遂げている。新品設備のコストが絶えず上昇しているため、中古設備市場も成長し続けると思われる。
SI China:GESは、中国での取引でどのようなサービスを提供しているのか?
Kulkarni:現在、グローバルベースでの購買や契約再販、設備と不動産の販売およびオークション業務を提供している。GESは、工場設備、製造装置、テスター、プリント回路基板の組立設備に関するデータベースを有しており、売主と買主の双方に提供している。当社は、これらの効率の高い業務構築により顧客の遊休設備を流動化することができる。また米Collier International社のAdvanced Technology Real Estate Group (ATREG)との提携関係を通じ、メーカーが所有設備や工場をトータルで購入し販売する場合に、価格的に付加価値をつけることができる。GESではオークション業務も提供しており、売主は未使用設備をオンライン販売することができる。
SI China:半導体設備のライフサイクルは短く、リスクアセスメントへの要求も高い。購買時に注意すべき点は?
Kulkarni:購買時には多くの点を検討しなければならない。例えば、ライフサイクルの段階、既存設備、既存設備の生産能力、生産サイクル、既存設備の価値、購入予定設備のコスト、購入予定設備の推定耐用年月などである。これは新たな設備を購入する際のアセスメントとして最低限のことで、より付加価値の高い売主の模索やリスクヘッジに向けたファイナンシャル・ソリューションを検討する必要がある。
SI China :資産管理の視点から見て、新品・中古品についての性能をどのように判断するか。またその基準は何か?
Kulkarni:今のところ参考となる基準はない。各企業はまず自身の既存設備、生産サイクル、バランスシートなどを基準に検討しなければならない。GESなど資産アセスメント査定会社のアセスメント鑑定士に、分析、査定などの作業の指導を委託するのが一般的である。GESの資産アセスメント業務は、顧客の方針決定や特定のニーズをサポートする。
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SI China
:保証付き、最良の条件で売り主の中古設備を販売し、同時に最も経済的な価格を買い主に提示する、この両者に矛盾はないのか?
Kulkarni:競合他社との最大の相違点は、中古設備のブローカーではないという点である。中古設備ブローカーの大部分は、最低価格で中古設備を購入し最高価格で売り出している。一方、GESは顧客の中古設備の再販を支援し、価格設定についてのアドバイスを提供している。このほか、中古設備のアセスメント業務も提供しており、顧客はGESから直接設備を購入することもできる。GESを仲介者として購入しようとする設備の使用状態や関連書類の信憑性を保証してもらうこともできる。
SI China:中古設備取引業者の存在価値とは何か。GESの核心競争力はどこに?
Kulkarni:2004年に米Motorola社が取引を成功させた時のコメントを引用したい。それは「GESとモトローラはオープンで誠実な関係を築いている」というものだ。中古設備取引の直面する問題点や課題が絶えず増え続けていることから、中古設備の販売・購入時に信頼できるパートナーを持てることは、この上ないメリットである。GESはグローバルベースで中古設備の再販を手掛ける有数の企業であり、これに対し一般的な中古設備ブローカーの業務範囲は極めて限られた区域でしか行われていない。
SI China:中国の半導体設備購買マネージャへのアドバイスは?
Kulkarni:個人の経験から見ると、中国の中古設備の取引マネージャは極めて冷静沈着で、新品や中古設備の査定に精通している。中国は世界各地から製造設備を輸入しており、世界最大の中古設備の購入地域に発展した。ただし、中国企業が数百万米ドルを投じて設備を購入する際の国際融資態勢が依然整っていないことから、どのようにしたら正確なファイナンス・ソリューションを得るかが、中国の製造企業にとっての課題となろう。

上流、下流を連動させて
苦境を打破する

姚 鋼(主幹記者)

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 半導体製造の分野において、半導体技術がナノテクノロジーへと発展するに伴い、IC設計、製造、IPベンダーなどは、製造可能な設計、歩留まり、そして製造コストなどが各分野に共通して直面する技術的な挑戦であることを十分認識している。米Cadence社では、「ナノテクノロジーは単一の企業で対応できるものではなく、異分野の専門家による技術力を集結しなければ開発することはできない」と指摘している。
 米Applied Materials社、英ARM社、米Cadence社、台湾TSMC社は、現在「Silicon Design Chain Initiative」と名付けた協業プロジェクトを通じて、低消費電力設計技術の開発と検証を共同で行っている。こうした製造装置、IP、そして半導体メーカーの連携による先端技術開発の手法が、中国においては行われていないと思ったら大間違いだ。実際、中国のファウンドリは世界最先端の製造技術を利用し始めている。オーストリアSEZ社の中国地域の総経理であるHai Benron氏によると、量産に対応した最先端の300mmウェーハ対応枚葉式洗浄装置「Da Vinci」は既に中国の大手ファウンドリの生産ラインで利用されているという。中国の半導体メーカーも最新技術を積極的に導入していることが裏付けられる。
 2005年、中国の電子機器製造産業は引き続き世界の注目を集め、また、電子機器メーカーが経営規模を拡大するのに理想的な市場となっている。しかし、競争の激化に伴い、増収ながら増益にならないといった現状が改善されなければ、持続競争力は低下の一途をたどり、中国企業の国際化の足並みも大きく減速することになる。
 半導体設計市場については、中国国外企業の既存のハイエンド向けコアが独占的状況にあり、状況が短時間で変化する兆しはない。このため、多数の中国企業は周辺チップで突破を目指す。MC Devices社の設計する製品は海外製部品の代替品として位置付けられている。
 中国半導体産業協会の理事長である兪忠ト氏は、3月に開催された中国半導体市場年会の席上で、「製品構成については、国内少数の先進企業がハイエンド向けICの開発で既に優れた成果を収めているが、同時に多数の国内企業にとって、今後3〜5年はミドル・ローエンド向け製品が引き続き開発の重点になる」と述べた。ペリフェラル向けのチップの市場は、中国メーカーは台湾メーカーと競合しており、台湾メーカーの製品の位置付けは中国企業と多分に重なっている。
 しかし、現在、中国本土の設計ベンダーにとっての最大のネックは、システムメーカーとの提携で成功事例が欠乏していることにある。つまり、システムメーカーが中国設計ベンダーの製品に自信が持てないということだ。製品設計の初期段階でシステムメーカーと連携することが、設計ベンダーがシステムメーカーの信頼を勝ち得る第一歩であると言えよう。マルチメディア・ビデオコーデックの設計で独自のIPを有するShanghai Tide Microelectronics社は、世界で初めて「ARM926」コアの認定を受けた設計会社である。同社のCEO兼総裁を務める欧陽合氏によると、多くの製品はTCL、Amoisonic社(夏新)、Hisense社(海信)などと共同開発により生まれたものだと説明している。

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