半導体メモリーがいくらあっても間に合わなくなる。JPEG圧縮技術を使えば、メモリー容量は画面にもよるが、かなり減る。JPEGはもともとDCT(離散的コサイン変換)を施して、絵に映る人物やモノの輪郭を抽出するアルゴリズムを利用した技術である。
こういった圧縮技術の利用と半導体技術の進歩が相まって、適切なサイズのメモリーで画像や映像、音などを再生できるようになった。音声ストリームの圧縮技術も同様に発展したため、音楽をフラッシュメモリーに収められるようになった。半導体技術の進歩といろいろなアルゴリズムの進歩に助けられて、iPodやMP3プレーヤー、携帯テレビ電話などの新しい商品が出来てきている。
このことは、半導体の微細化技術がたとえ頭打ちになっても、新しいアルゴリズムや設計アーキテクチャなどを半導体チップに組み込むことで、どこまでも発展できることを示している。半導体の微細化技術は当分限界が見えてこないことを加味すると、半導体産業には全く成熟点が見えない、と言い切って良いだろう。 |
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