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印刷可能な電子機器向け導電材料

[2007年02月号]

By Aaron Hand
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印刷可能な導体材料は、OLEDのような電子デバイス製造に恩恵をを与える
(出典:Ciba Specialty Chemicals社)

 センサー、太陽電池、RFID、有機ELなどの電子機器デバイスの製造は、エッチングのような従来の製造技術とは対照的に、印刷技術から大きな恩恵を受けると予想される。印刷可能な電子機器向けの新たな導体材料の導入を加速するため、欧州の2つの組織が共同で研究開発を進めようとしている。

 スイスのCiba Specialty Chemicals社と独Max Planck Institute for PolymerResearch研究所は、印刷可能な電子機器向け導電材料を共同で研究すると発表した。同プロジェクトでは、印刷可能な用途のための新たな導電性高分子の開発に焦点が当てられる。

 印刷可能な電子機器は新たな電子デバイスに大きな可能性を与えるが、CibaSpecialty Chemicals社のMartin Riediker技術主任によると、現在の導電材料はいまだ多くの用途において性能、耐久性などの要求を満たしていないという。同氏は、「この共同研究は、電子産業向けの高機能材料という急成長分野において、当社の研究ネットワークを強化する戦略の一部」と述べ、「この分野においては革新的な研究開発が必要とされている」と語る。

 これまで、ポリマーは絶縁体として知られてきたが、導電性や半導電性の特性が発見されたことにより、薄くて軽量、可撓かつ安価な電子機器向け有機材料の開発が可能になった。導電性の高分子はすでにセンサーだけではなく、ディスプレイや太陽電池で使用されている。RFIDタグ、生物医学センサー、データ記憶装置および単純なプラスチック製の電子システムなど、市場における潜在能力は大きい。

 「今回の提携により、導電性高分子の実用化に大きく前進したい」とMax Planck Institute for Polymer ResearchのGerhard Wegner氏は述べた。



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