東芝は、LSI解析に用いる走査型拡がり抵抗顕微鏡(SSRM)の新技術として、デバイス性能を左右する電荷キャリアの分布を約1nmの精度で解析できる技術を開発したと発表した。新技術によって、不純物から生じる電荷キャリアの分布とデバイスのショート不良との関係を詳細に分析することが可能になるため、プロセスの改善につながるとしている。
SSRMは、デバイスの断面に計測針を当てて内部抵抗を精査し、短時間で電荷キャリアの分布を二次元的に解析できる特徴を有するが、これまでのSSRM精度は約5nmが限界であった。45nm以降のLSIでは、不純物キャリア分布のわずかな差異がデバイスのリーク電流増大などにつながるため、チャネル部分の電荷キャリア濃度などを1nmレベルの精度で制御することが必要になる。新技術は、この精度限界を打開しており45nm世代以降のLSIへの適用が期待される。
今回同社は、計測精度の低下につながる水蒸気の影響を防ぐため、真空状態で計測する手法を採用、計測針と試料の接触圧力を精密に制御した。さらに、計測制御や測定回路を最適化したことで、約1nmの精度解析を実現した。LSIデバイスの二次元電荷キャリア分布の計測において、高精度と高効率を両立することが可能であり、東芝ではすでに同成果を45nm以降のLSI開発に適用しているという。
なお、新技術は、4月15日から米国アリゾナ州フェニックスで開催される半導体の信頼性に関する国際学会IRPS(International Reliability Physics Symposium)において講演発表される予定。
News Center
東芝、1nmの精度解析を実現したSSRM技術を開発
[issued: 2007.04.17]
SSRMの測定原理図。導電性ダイヤモンドコーティング探針で試料断面を スキャンすることにより、試料内部における二次元電流分布が計測でき、 電化キャリア濃度分布に直接変換することができる。
TOP 10 ページ
- “金融恐慌”で、さらなる災難に見舞われるDRAMサプライヤ
- 業界再編以外に残された道は
- MicronのQimondaを買収、アナリストが可能性を示唆
- 2008年Q2のNAND型フラッシュメーカーランキング、 iSuppliが発表、採算がとれたのはSamsungだけ
- ASML、EUVリソ開発は順調と発表
- Hynix、200mm工場閉鎖の前倒しで 300mmへの移行を加速
- 450mmウェーハは必要ですか?
- IBM、新型メモリー「Racetrack」を台湾ITRIと共同研究
- SEMIがSEC/Nを買収、 中古半導体製造装置市場も包括サポートへ
- KLA-Tencor、EUV対応のモデリング・パターン推定ツールを発表
SI Japan テクニカルセミナー
最近のテクニカルセミナー情報
-
Semiconductor International日本版
第21回テクニカルセミナー
『太陽電池を輝かせる製造技術~究極のエコ技術の現在と未来~』
-
Semiconductor International日本版
第20回テクニカルセミナー
『MEMS ルネッサンス』
-
Semiconductor International日本版
第19回テクニカルセミナー
「32nmを描くリソグラフィの選択肢
?Double Patterningか?直描か?」
セミナー関連記事はこちらから -
Semiconductor International日本版
第18回テクニカルセミナー
「DRAM 1ドル時代の量産技術
?装置とプロセスをどう制御するのか??」
関連記事はこちらから
EVENTS
-
第1回アナログセミナー「アナログICを選ぶ、使う」
2008年 12月03日ー2007年12月03日
東京コンファレンスセンター・品川(東京・品川) -
航空宇宙産業技術展2008(AITEC 2008)
2008年 11月27日ー2007年11月29日
名古屋市国際展示場(ポートメッセ名古屋) -
計測展2008 OSAKA
2008年 11月26日ー2007年11月28日
大阪国際会議場(グランキューブ大阪)









