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松下電器、45nmプロセスでのシステムLSIの量産開始を発表
[issued: 2007.06.20]
図1 世界初となる45nmLSIの 量産開始を発表する古池副社長
図2 45nmプロセス断面の模型(左)と 130nmプロセス断面の模型(右)
45nmプロセス実現のため、同社は開口率(NA)が1を超える液浸ArFスキャナーおよび露光波長よりも小さいパターンを高精度に形成する独自の超解像形成技術を導入。微細化において高速化と低消費電力化を両立させるため、歪導入高移動度トランジスタとLow-k層間絶縁膜を用いた高信頼性多層配線技術を採用した。
同社は、独自の液浸リソ対応の超解像マスクにより、ウェーハ上光強度のコントラストを向上、コンタクトホール径を60nmまで縮小することを実現した。これにより、ゲート長40nm、M1(メタル)ピッチ130nmを達成した。低消費電力を維持しつつ、小面積での高集積化を実現、チップ上に2億5000万のトランジスタを集積することが可能という。配線層は標準で8層(配線層の高さ9500nm)の構造で、10層まで対応できるという。
また、開発期間を短縮できた理由については、垂直統合の強みを活かした開発ターゲットの共有化、ルネサス テクノロジとの開発協業およびベルギーIMECへの参画が挙げられるとした。半導体の開発は、微細化によるばらつき増大でスペックの許容幅が減少するが、同社ではシステム設計、LSI設計、プロセス開発といった個別スペックを紐付けする「すり合わせ技術」により製品スペックを達成、高歩留まり・高信頼性を実現した。
図3 45nmLSIが形成された 300mmウェーハを抱える古池氏
同社は現在、65nmを月産6500枚規模で量産しているが、「今後はマーケットをみながら、45nmと合わせて月産1万枚規模までもっていきたい」(同氏)という。
さらに、32nm以降のプロセス開発について古池氏は、「あくまで、アプリケーションを考えて、何をつくっていくかという視点が必要。プロセスではなく、何をつくるかということに付加価値がある。その上で、我々がつくりたい製品に最も適したプロセスを選択する。そのために(32nmが)必要であれば(プロセスを)開発していく」とコメントした。
図4 45nmLSIの量産を開始した富山県魚津市の300mm工場
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