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NEC、マルチコアLSIの低電力化技術を開発

[issued: 2007.08.28]

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 NECは、携帯端末、車載情報機器、情報家電などの機器において、継続的な高性能化や高機能化を可能にするマルチコアLSIの低消費電力化技術を開発した。
 今回開発したのは、動作中のLSIの電源電圧やクロック周波数を最適な値に制御して消費電力低減を実現する「DVFS(Dynamic Voltage and Frequency Scaling)技術」をマルチコアLSIに容易に適用するためのもの。
 同社は、LSI全域に分配した一つのクロック信号からIPコアごとに最適な周波数のクロック信号を生成するクロック生成回路を開発。LSIに搭載されるIPコア数が増加しても、各IPコアの特性や動作状況に合わせた独立したクロック生成や周波数の制御を容易にした。また、各IPコアのクロック信号の位相を周期的に同一にする周期的同期クロック分配方式、および異なる周波数で動作するコア間でも同期的なタイミングで通信するコア間通信技術を開発。異なる周波数で動作するIPコア間の通信を効率的に行うことを可能にした。
 これら技術の開発により、DVFS技術をマルチコアLSIに適用する際に専用設計が不要になり、様々なマルチコアLSIに容易に適用すること可能になる。また、DVFS技術を各IPコアに独立に適用することで、マルチコアLSIの性能や機能を高めつつ電力消費を低減することも可能になるという。
 同社が開発したクロック生成回路、クロック分配方式、コア通信技術を協調して動作させることでクロック周波数の異なるIPコアを同期的に動作でき、ばらつきや動作環境によらず全てのチップを同じタイミングで動作するためテストやデバックが容易になるという。また、コア間の通信を効率的に行えるため集積コア数が増加してもマルチコアLSIの性能向上が可能という。





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