フラッシュメモリーの売り上げが急増したことが主な背景となり、米IC Insights社が発表した2007年第3四半期の半導体企業上位10社のランキングには大きな入れ替わりが見られた(表1)。
IC Insightsによれば、米Texas Instruments(TI)社と伊仏STMicroelectronics社を追い抜き、東芝が世界第3位の半導体メーカーとなった。IC Insightsによれば、NAND型フラッシュメモリーの売り上げは市場全体で対前四半期46%の拡大を見せた。これを受ける形で、東芝は前期比で40%もの売り上げ増を記録した。東芝の今回の実績は、2000年にIC Insightsが同社を世界第2位の半導体企業に位置付けて以来の快挙だといえる。
ほかに業績が目立つ企業としては、米AMD社が初めてトップ10にランクインしている。2007年第3四半期において同社は、前期比および前年同期比で売り上げ増を記録した。
一方、台湾TSMC社は四半期報告書において前期比で大幅な売り上げ拡大を発表していたが、今回のランキングでも、2006年通年のランキングから1つ順位を上げてた。さらに、IC Insightによれば、2007年第3四半期にはDRAMの価格が低迷していたのにもかかわらず、韓国Hynix Semiconductor社はNAND型フラッシュメモリーの市場シェア拡大を背景に7位から6位にランクを上げている。
トップ10の顔ぶれは、米国企業が3社、日本企業が3社、韓国企業が2社、欧州企業が1社、そして台湾企業が1社という結果になった。
2007年末までの見通しとして、IC Insightsは「DRAMの市場価格が再び安定し、PCや高機能携帯電話機向けのICの需要が拡大し、さらには2007年8月からの半導体全般に対する季節的な需要の回復が引き続き継続する」と述べている。「これら3つの要素を併せて考えると、主要半導体企業にとっては良い雰囲気で2007年を締めくくることができるのではないか」とした。
(Electronic News)
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第3四半期の半導体企業の売り上げランキングが大きく変動
[issued: 2007.10.31]
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