ブラウン管テレビに替わってフラットパネルディスプレイテレビを求める消費者がますます増えている。市場調査会社の米DisplaySearch社が発表した最新予測レポートによれば、北米の2007年第3四半期(07年3Q)テレビメーカーランキングは大幅に変化するという。
07年3Qのフラットパネルディスプレイテレビのランキングで1位の座に輝いたのは、液晶ディスプレイテレビとプラズマディスプレイテレビの両分野で好調だった韓国Samsung Electronics社で、市場シェアは11.8%である(表1)。前回1位だった米VIZIO社は市場シェア10.2%で2位に後退し、シャープ、ソニー、船井電機は、それぞれ3位、4位、5位にとどまる。
DisplaySearchは、「消費者による購入台数は、フラットパネルディスプレイテレビの中でも液晶ディスプレイテレビのほうがプラズマディスプレイテレビより多い状況が続いている。全体的に、07年3Qの液晶ディスプレイテレビ市場では出荷台数が特に大きな伸びを見せた。液晶ディスプレイテレビの出荷台数(予測データ)は前期比34%増、前年同期比82%増の660万台に達し、過去最高を更新する」と報告した(表2)。また、フラットパネルディスプレイテレビの中で、液晶ディスプレイテレビの占める割合は、前年同期の78%から88%に増加する。
過去2年余りの間で、シャープが初めて北米の液晶ディスプレイテレビ市場で首位の座を手にする。同社は11.3%の市場シェアを獲得し、前期の3位から首位に躍進する見込みだ。台数で見ると前期比65%増、前年同期比88%増となる。DisplaySearchは、シャープが順位を上げた主な理由として、「第8世代工場の稼働によって、同社内の生産能力が急拡大したこと、液晶ディスプレイパネルと需要の多い小型パネルの生産を強化したこと、北米市場への注力度を増したこと」を挙げている。
07年3Qは他社も業績を伸ばしたが、シャープと比較するとやや見劣りする感がある。VIZIOは前年同期比334%増という驚異的な伸びを見せたが、前四半期からの伸びが液晶ディスプレイテレビ上位5社の中では最低で、07年3Qは2位に転落する見込みだ。Samsungも前期比33%増、前年同期比79%増と好調だったが2位から3位に後退。4位のソニーは前期比108%増で、上位5社の中で前四半期からの伸びが最も大きい。前年同期比では84%増となる。船井電機は4位から5位に順位を下げる。
フラットパネルディスプレイテレビの残りの12%を占めるプラズマディスプレイテレビに関しては、松下電器産業が市場シェア30%で1位となる見込み(表3)。2位はSamsungで市場シェアは19.8%、3位は韓国LG Electronics社で市場シェアは13.7%、4位は日立製作所で市場シェアは9.6%と続く。5位はオランダRoyal Philips Electronics社で市場シェアは7.4%。
(Electronic News)
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北米市場のフラットパネルテレビ売上1位はSamsung——DisplaySearchのランキングから
[issued: 2007.11.07]
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