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三菱電機、ルネサス熊本工場の取得で基本合意

[issued: 2008.01.31]

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 三菱電機とルネサス テクノロジは、ルネサスが所有する熊本工場の建物および付帯設備などを、三菱電機が取得することで基本合意したと発表した。今後、譲渡に関する諸条件について具体的な協議を行い、2008年4月1日付けで三菱電機がルネサスの熊本工場を取得する予定という。

 三菱電機は、2003年4月にシステムLSI事業・システムメモリー事業を日立製作所と共同で設立したルネサスに移管。現在は、パワー半導体と高周波光デバイスに特化して半導体事業を展開している。同社は現在、パワーデバイス製作所熊本工場にてパワー半導体用ウェーハを生産しているが、市場拡大に伴う需要増加や事業拡大のためには生産能力の増強が課題であった。そのため、同社は、熊本工場内にある既存の150mm(6インチ)ウェーハの生産能力の拡大を図るとともに、200mm(8インチ)ウェーハへの大口径化を含めた生産能力拡大の施策を検討してきた。

 一方、ルネサスは、マイコン事業、システムソリューション事業、汎用製品事業を3本柱と位置づけ、経営資源を集中させている。事業の選択と集中を進める中で、2005年12月にはフラッシュメモリー事業の終息を決断、開発リソースの最適化を進めてきた。ルネサス熊本工場では主にフラッシュメモリーを生産していたが、同製品に代わる生産負荷の確保といったことが課題であったという。

 ルネサス熊本工場は、ルネサス設立時に三菱電機から移管されたため、三菱電機パワーデバイス製作所熊本工場と同一の敷地内にあり、すでに三菱電機向けに200mmウェーハによるパワー半導体製品の受託生産を行っている。そうした状況下で、地理的利便性、技術的親和性、経済合理性などの観点から、三菱電機はルネサス熊本工場の取得が最も望ましいと判断。また、ルネサスとしても、三菱電機に熊本工場を譲渡することで工場の資産を有効に活用、生産効率の向上が図れると判断したという。

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