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Gartnerが2008年の半導体市場予測を上方修正、依然として在庫水準には懸念

[issued: 2008.06.09]

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 米Gartner社が2008年の半導体市場予測を上方修正した。ただし、サプライチェーン内の在庫水準については依然として懸念が残るとしている。Gartnerは今回、2008年の売上高予測を前年の2739億米ドルから4.6%増の2865億ドルに引き上げた。同社は2008年第1四半期、2008年の半導体市場の成長率を当初の予測の約半分の3.4%に下方修正していた。

 Gartnerで調査部門のバイスプレジデントを務めるRichard Gordon氏は、「2007年半ばに始まった米国経済の後退は、2008年における電子機器製品や半導体製品の需要を低下させると見られてきた。当社も2008年の半導体市場は1桁台前半の成長にとどまると予測しているが、これは需要側より供給側の要因によるものと考えている」と述べた。

 Gartnerは、「2008年第1四半期は、パソコンや携帯電話機の生産量が堅調に推移し、半導体の売上高も例年どおりであった」とし、「デジタル家電製品や自動車向け電子機器などの市場では大幅な減速の兆候は見られていない」という。

 Gordon氏は、「電子機器メーカーや半導体メーカーの2008年第2四半期の業績予測を見ると、彼らは市場環境が悪化することは想定していないようだ。ただし、懸念材料はある。その1つが半導体サプライチェーン内の在庫水準である。半導体サプライチェーン内の在庫水準は3四半期連続で上昇している。この傾向が2008年第2四半期も続いた場合、それが需要低下のサインになる可能性がある」と述べる。

 さらに、Gartnerは『Semiconductor DQ Monday Report』の中で、「2009年は景気サイクルが一新する年に当たり、新たな需要が生まれると見られる。その一方で、2008年に設備投資を縮小したことで供給が追いつかず、半導体市場の成長はやや加速するだろう」と予測している。

 Gartnerは、2009年の半導体市場の成長率について、2008年第1四半期に予測していた9.4%から7.9%に引き下げたが、長期的な見通しについては修正していない。同社では、2010年の市場成長率は6.4%、2011年は0.4%と横ばい、2012年は5.6%の成長と予測している。

(Electronic News)

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