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LCD用導電膜のコストを半減するナノ粒子めっき法、
大阪府大らが開発

[issued: 2008.08.12]

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 大阪府立大学産学官連携機構は2008年8月、無電解めっき法に比べて作業が容易な「ナノ粒子めっき法」を開発、同めっき法を用いて導電性マイクロビーズを作製したと発表した。この研究は、NEDO技術開発機構(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の産業技術研究助成事業の一環として行われたもの。

 携帯電話機など、液晶ディスプレイ(LCD)を使用した製品の小型化/薄型化が進むに連れて、LCD本体ならびにそれに用いる画像信号の送信用ICには、高密度、多接点、積層などの実装が求められるようになってきた。これらを実現するために用いられているのが、3次元の回路を電気的に接続する異方導電性膜(Anisotropic Conductive Film:ACF)である。ACFとは、Auめっきを施して導電性を持たせたマイクロビーズを、エポキシ樹脂などの絶縁性の粘着剤と混合し、膜状に成型したフィルムである。従来、マイクロビーズのAuめっきには、無電解めっき法が用いられてきた。めっき液に含まれる還元剤の酸化によって放出された電子でNi膜を析出し、めっきする方法である。

 今回開発されたナノ粒子めっき法は、Auナノ粒子とバインダの混合液にプラスチックを浸し、攪拌するというもの。無電解めっき法に比べて簡易な手法であり、高度な技術や経験が不要だという。無電解めっき法では6工程が必要だが、エッチングや触媒化処理が不要なので3工程で済む。また、めっきに使用する金の量も、無電解めっき法の約60%に低減した。このため、導電性マイクロビーズやACFの製造コストを、約半分に抑えられるという。

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