News Center

太陽電池市場、2012年には2007年比で3.9倍の4兆6751億円との予測
——富士経済が報告書を発表

[issued: 2008.08.20]

この記事を :  印刷する プリントする ブックマーク  はてなブックマークに登録 この記事をクリップ! Buzzurlにブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 メールで送る メールで送る
 富士経済は2008年8月、太陽電池および太陽電池関連の部品/材料の市場動向についてまとめた調査報告書「2008年版 太陽電池関連技術・市場の現状と将来展望」を発表した。同報告書は、結晶Si型、薄膜型、さらに色素増感型や集光型などを含む10品目の太陽電池、ポリシリコン、シリコンウェーハ、透明導電膜付き基板など14品目の材料/部品などを調査対象としている。

 富士経済によると、世界の太陽電池(太陽電池モジュール)市場は、2007年に1兆2008億円規模であり、これが2012年には2007年比で3.9倍の4兆6751億円規模になると予測している。中でも、結晶Si太陽電池の2007年の市場規模は1兆680億円となり、市場全体の90%ほどを占めた。結晶Si太陽電池の市場は今後も高い成長率が期待され、2012年まで年率27%での伸びが予測されるという。

 一方、CIS(セレン化銅インジウム)/CIGS(2セレン化銅インジウムガリウム)系およびCdTe(カドミウムテルル)系の化合物半導体太陽電池の市場規模は2007年は750億円で、2012年には2007年比で7.5倍の5658億円まで成長する見込みという。また、薄膜および球状タイプの省シリコン太陽電池の市場規模は2007年に578億円となり、2012年には2007年比11倍の6375億円になると予測している。

 富士経済では、「結晶Si太陽電池が引き続き市場の主流を占めると見られるが、省シリコンあるいは非シリコン太陽電池などの台頭により、ポスト結晶Si陽電池の存在感が高まっていくだろう」と予測している。同社はこのほか、「今後は、比較的変換効率の高いCIS/CIGS系太陽電池、変換効率はやや劣るが安価な薄膜Si太陽電池、CdTe太陽電池などが注目され、長期的には、研究開発段階の有機系太陽電池や、超高効率とされる集光型や量子ドット型なども注目される」としている。

 なお、薄膜Si太陽電池の市場にはすでに100社近くのメーカーが参入しており、そのうち10~20社が生産を始めている。「2007年は海外メーカーによる薄膜Si太陽電池の生産量が日本メーカーの合計生産量を上回った。今後も米国、ドイツ、中国、台湾、インドなどの地域で生産量が拡大すると見られ、日本メーカーは結晶シリコン太陽電池に続き薄膜太陽電池でも劣勢に立たされる可能性が高い」(富士経済)としている。

この記事を :  印刷する プリントする ブックマーク  はてなブックマークに登録 この記事をクリップ! Buzzurlにブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 メールで送る メールで送る

SI Japan RESOURCE CENTER

アドバンスドエナジージャパン株式会社
金属材料のマグネトロンスパッタリングにおけるアーク抑制
JPN-ArcSputmetal-270-01.pdf
資料一覧を見る
この資料をダウンロード

EVENTS