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IBM、CNTを使用したナノフォトニクスの研究で成果

[issued: 2008.09.01]

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クリックで拡大 図1 カーボンナノチューブを利用したデバイスの構造 カーボンナノチューブの光エミッタの周りにキャビティが構成されている。
図1 CNTを利用したデバイスの構造
CNTの光エミッタの周りにキャビティが構成されている。
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 米IBM社は、単層のカーボンナノチューブ(CNT)を使用した電気駆動の光エミッタの集積/制御に成功したと発表した。今回の研究は、米ニューヨーク州ヨークタウンハイツにある同社研究所にて行われた。研究員らは今回の成果について、「エレクトロニクスとナノフォトニクスを融合した新たなデバイス開発の実現に向けた大きな一歩だと言える」としている。

 IBMは、「カーボンナノチューブを用いた光エミッタの制御や、単層カーボンナノチューブからの光の制御によって、ナノフォトニクスのデバイス開発に向けて成果が得られた。今後は、光信号を処理することができるICの開発などを目指していく」と述べている。

 今回、IBMの研究員らは、単層のカーボンナノチューブを用いたFET(電解効果トランジスタ)と1組の金属製ナノミラーをチップ上で結合させることに成功した(図1)。これにより、「直径2nmのナノチューブから放射される光の波長、分光分布や空間分布、放射効率といった特性を制御することが可能になった」(同社研究員)という。

 IBM社は、「ナノサイズのキャビティを用いることで個々の単層カーボンナノチューブの特性を調整/改善できることが証明できた。ナノフォトニクスIC、高性能なオンチップ光配線や光センサーなど、カーボンナノチューブを用いた新たなデバイス開発の可能性が広がった」と説明している。

(Electronic News)

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