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業界再編以外に残された道は

[issued: 2008.09.19]

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 半導体業界の収益や機会、そして市場の主力プレイヤー数までもが減少していると、米iSuppli社が見解を示した。同社によると、半導体業界は今、期待のない、さらには選択肢の少ない時期に突入しており、半導体メーカーは戦略の見直しを迫られているという。「半導体の収益性は2008年には四半期ごとに落ち込み、一桁台となった。これは2004年の17~19%から徐々に侵食されたことを示している」とiSuppli社長兼CEOのDerek Lidow氏は公表された報告書で指摘している。さらに同氏は、「半導体産業は、今や利益率が低いことで有名なPC産業よりも利益率の低い産業となってしまった。2001年の短期間の市況の低迷期以外に、今までこんなことはなかった」と述べる。

 Lidow氏は、この傾向は短期間のものと考えられるが、もしかすると業界が変化したとも捉えられるという。「DRAMおよびMPUの在庫調整による価格競争で市況が低迷した2006年のように、業界が短期的なイベントで影響を受けることもある。しかし、長期的な傾向としては半導体は電子機器のバリューチェーンの中でも収益性の高いビジネスだった。半導体メーカーは、その感覚を見失ってしまっている」。

 利益は減少し、業界は再編を続けている。主力プレイヤーの成長幅は小さく、下位プレイヤーが市場シェアを維持できる状況ではない。「下位プレイヤーの多くが消えてしまい、2社が残るのみ、その他はいくつかの主力メーカーだけ。100%以上の成長を達成したメーカー数は、2001~2004年の19社に対し2004~2007年の間は9社へと減った。これは、もうこの業界ではライバルからシェアを奪い成長することができないことを示している」(Lidow氏)。

成長への戦略とは
 米Qualcomm社、米MediaTek社、米Linear Technology社などは成功できることを証明して見せた。iSuppliは、半導体メーカーに対し、外に出て、IPを活用したシステムレベルのチップで、さらにはトータルシステム以上のものを設計することで顧客へ付加的な価値を提供するべきと助言する。収益性が高く、急拡大しているメーカーはこのような戦略を採っているという。また、ドル箱製品となる新たな製品の創出が必要だ。そのためには、社内で優秀な人材を設計および製品のマネージングにあてることが重要だ。

 また、主力プレイヤーはリソースを活用し、ライバルと比べて対象とする製品およびその製造に対して大幅に陵駕する規模で投資を行い、技術的およびボリュームで競合メーカーに差をつける。この方法では米Intel社、韓国Samusng社、台湾TSMC社が利益を得られる。

 これらの戦略の先には、リスクを採ると決断したメーカーによる大規模な買収による成長戦略が考えられる。半導体が急激に汎用化される中では、この方法が適当なのであろう。

(Suzanne Deffree, Electronic News)

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