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IntelとSTのフラッシュメモリー合弁企業
「Numonyx」が正式に発足

[issued: 2008.04.09]

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 米Intel社のNOR型フラッシュメモリー事業と伊仏合弁STMicroelectronics社のNAND型フラッシュメモリー事業を統合した「Numonyx」社が正式に発足した。

 親会社2社から援助を受けて、スイスに本社を置くNumonyx社は2008年3月、世界第3位の不揮発性メモリープロバイダとしての門出を迎えた。調査会社の米In-Stat社によると、「Intel社とST社のフラッシュメモリー事業を合わせた年間売上高は約30億米ドル」としている。

 IntelはNOR型フラッシュメモリーの事業資産と相変化メモリー(PCM)に関連する資産の一部と引き換えに、Numonyxの株式の45.1%を取得した。一方のSTはNAND型フラッシュメモリー事業を譲渡し、Numonyxの株式の48.6%を取得。さらに技術分野の投資会社である米Francisco Partners社が現金1億5000万米ドルを出資し、それと引き換えに株式6.3%を取得した。

 Numonyx CEOで、以前はIntelでフラッシュメモリー部門のバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャを務めていたBrian Harrison氏は発表の中で、「親会社2社の製品や技術、専門分野が相補的な関係にある。このことが当社の強みになっている」とした上で、「当社は、最新技術を利用した幅広い製品ラインアップと専用の生産設備、他社に先駆けたPCMの開発と投入、経験豊富な経営陣、メモリー技術に精通した優秀な従業員をもってスタートを切った。すでに、Numonyxは優れたメモリーソリューションプロバイダだ」と述べた。

 確かに、Numonyxは優位な位置でスタートを切った。しかし、締めを迎えた2008年第1四半期に、メモリー市場が厳しい状況にあることは歴然としている。米国の市場調査会社であるGartner社は、2008年第1四半期に、2008年の半導体市場の成長率予測を前回の約半分の3.4%まで引き下げた。その主な要因として、NAND型フラッシュメモリー市場の状況を挙げた。同社によると、「NAND型フラッシュメモリー市場は、2007年第4四半期は約30%成長したが、2008年の成長率は15%を下回る」という。また、米iSuppli社も2008年第1四半期、米Apple社がフラッシュメモリーの受注量を削減すると発表したことを受けて、2008年のNAND型フラッシュメモリー市場の売上高成長予測を27%から1桁台に下方修正した。Intelの2008年第1四半期の粗利益も厳しいNAND型フラッシュメモリー市場の状況を反映したものになりそうだ。同社は2008年3月初め、「NAND型フラッシュメモリーの価格が予想以上に低下したため、粗利益予測を下方修正する」と発表している。

 NumonyxはNOR型/NAND型フラッシュメモリー、RAM、PCMなどのメモリー製品を主軸にする。また、同社は、Intel社とST社の40年間の実績に基づく、グラフィックスや携帯電話機、ストレージメディア、プロセッサ、半導体製造、パッケージング、民生電子機器など、さまざまな分野にわたる特許ポートフォリオを取得することになっている。

 IntelとSTによるPCM関連の合弁事業はNumonyxが継続して行う予定である。IntelとSTは2008年2月にPCM品のサンプル出荷を開始した。開発コード名として「Alverstone」と名付けられた容量128Mビットの90nmデバイスで、「従来のフラッシュメモリーより少ない電力で極めて高速な読み出し/書き込み速度と、通常はRAMに見られるビット単位の書き換えを実現した」(IntelとST)という。

 Numonyx社は現在、65nmのNOR型フラッシュメモリーチップを量産しているが、2008年内に45nmに移行する予定である。同社は200mmウェーハ工場6棟と300mmウェーハ工場3棟を含む、ウェーハ処理用と組み立て/試験用の両方の製造設備を有している。また、他社に対する供給契約も保有している。

(Electronic News)


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