Technology News

Emerging Technologies

イノベーションこそが私たちの血となる

[2007年01月号]

By Aaron Hand
この記事を :  印刷する プリントする ブックマーク  はてなブックマークに登録 この記事をクリップ! Buzzurlにブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 メールで送る メールで送る

 「失敗したわけではない。何か別の問題が見つかっただけだ」。米Sematech社会長O.B. Bilous氏は製造課題を克服する半導体業界の力に例えて、電球用フィラメント開発の失敗についてトーマス・エジソンが述べた言葉を引用した。同氏は「たとえ失敗しても成功に近づくならかまわない」とし、さまざまなバックグラウンドを持つ有能な人材が力を合わせて共通の問題に取り組む半導体業界がイノベーションを奨励する業界だという。2000年に米IBM社を退職したBilous氏が、先月テキサス州オースティンで開催されたISMIで述べた。イノベーションに関する同氏のコメントはいうまでもなく、生産力や物流面での製造効率のみならず、CMOSを超える進歩に内在する技術に言及している。Bilous氏がイノベーションの属性として挙げた好奇心、想像力、独創性、情熱はどれも、この業界に豊富に備わる資質だ。同氏はさらに「イノベーションがイノベーションを育てる」と付け加え、イノベーションが他者の仕事を基礎とする漸増的・共同的プロセスであると述べた。半導体業界に共通するイノベーションの伝統は、エンジニアにとって明るい未来を創造する。同氏は「今日我々が取り組む問題は明日のソリューションとなり、そこからさらに新たな問題が浮上する」、「この業界は30年後に過去100年以上の進歩を果たし、誰も2006年に戻ることを願わない。人生は素晴らしく、この先さらに充実する」と述べた。

 同氏は比較のため、石炭から石油への移行に100年もの歳月を要したエネルギー業界を引き合いに出した。しかも、再生可能エネルギーは今日のエネルギー消費の6%程度にすぎない。同氏は「石油に代わる、石油より安いエネルギーを作るにはどうすればいいか、誰も考えようとはしなかった。まさにこれが本当に解決すべき問題である」と述べた。

 同氏はまた、大手石油会社16社の内14社が政府の支配下にあることを指摘し「私たちは違う。私たちにはロードマップがあり、ここから目的地に到達するにはどうすればいいか、しっかりとしたアイデアを持っている。それが私たちの血、活力ともいうべきもの。私たちの文化だ。私たちはイノベーションを糧に繁栄する」。

この記事を :  印刷する プリントする ブックマーク  はてなブックマークに登録 この記事をクリップ! Buzzurlにブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 メールで送る メールで送る

SI Japan RESOURCE CENTER

アドバンスドエナジージャパン株式会社
金属材料のマグネトロンスパッタリングにおけるアーク抑制
JPN-ArcSputmetal-270-01.pdf
資料一覧を見る
この資料をダウンロード

EVENTS