Economic Forecast

米Gartner Dataquest Research社

[2007年03月号]

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米Gartner Dataquest Research社
マネージング・バイスプレジデント, Semiconductors
Richard Gordon氏

 2004年の半導体売上高前年比25%という強い成長から、世界の半導体市場は2005年も持ちこたえた。ソフトランディングにより市況の低迷を阻止し、2005年の年間売上高は、実質で同6%増となり、市場規模は2350億ドルに達した。2006年は、緩やかな回復を始め年売上高は、同10%増の約2590億ドルと予測され、年市場規模は初めて2500億ドルを超える。2007年は、一けた台の範囲の緩やかな成長が見込まれるが、これは市場が均衡を保つことが前提となる。

 供給サイドを見ると、2006年を通して半導体のサプライチェーンで在庫は増加しているが、在庫レベルは制御されている状態であり、半導体メーカーは注意深く流通を管理する必要に敏感となっており、第2四半期には安定すると考えられる。在庫レベルは2007年には下がるだろう。しかし、在庫が2006年第4四半期から2007年第1四半期に持ち越される通常の季節要因が確実に起きると予測される。

DRAMと NAND型フラッシュが
供給過剰になる可能性
 2006年の設備投資は2005年比15%増の伸びを示し、そのうち汎用メモリーが約半分を占めている。DRAMとNAND型フラッシュメモリーから来るこの強い投資は、需要が弱くなると供給が過剰になる可能性がある。このことは業界に不安材料としてあり、予測する上で重要な決め手となる。メモリーのほかの分野の設備投資は管理されており、戦略的な投資により生産能力は需要とつりあって増加している。

 需要サイドは、主要な機器の種別ごとの生産台数、例えばPCと携帯電話は過去の水準から比べて穏やかな変化であり、少なくとも半導体の需要を下支えし続けると考えられる。コンシューマ電子機器の分野では、特にポータブル・メディア・プレーヤー、ゲーム機、FPDテレビの予測生産台数が最もヘルシーな状態にある。しかしここで顕著な価格の値下げ要求があれば、売上高の成長率を和らげることになるだろう。我々の予測としては、2007年は年間売上高前年比9%程度、2830億ドルとなり、今年は緩やかな成長となると見ている。



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