Economic Forecast

米iSuppli社

[2007年03月号]

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米iSuppli社
主席アナリスト
Gary Grandbois氏


 携帯電話の伸びが期待を超え2006年に加速し、そして大半の電子機器分野市場は息を吹き返した。しかしこれらの上向きの記述にかかわらず、2006年電子機器売上高の成長率は、PC市場は下降気味であり、デジタル・コンシューマ機器市場も最近は下降している。電子機器の成長率は、携帯電話と工業製品の市場が急騰したにもかかわらず、2005年8%増から2006年6.6%増へと低下した。しかし2006年は高い成長を持続し、電子機器は高い平均成長率を維持している。この平均より高い成長は、2006年、安定したASPと長期化しているリードタイムの半導体需要が引き続き牽引した。

 当社は、2006年半導体売上高の成長率が、以前の予測より高い9%台に乗ると予測している。DRAM市場は改善し、2005年6.2%減と異なり、ビット数の増加の促進とビット単価の下降が緩和されたことにより2006年DRAM売上高は、前年比30%増以上の増加が見込まれる。DRAM以外では、2006年は緩やかな6.3%台の成長となった。

 DRAM市場の拡大は2007年には前年ほどの高さを維持しないが、2桁台のDRAM市場の拡大が半導体全体の11%増という成長のおぜんだてをするのは確かであろう。PC市場の売上高が2桁台の成長に戻り、半導体市場のASPが強含みで推移する。

 強含みのPC市場、成長を継続する携帯機器、そして新規のゲーム機器の投入などによるコンシューマ機器の成長に支えられて、2007年の電子機器市場の成長は前年比6.7%増よりやや高めとなるであろう。しかし2007~2008年にかけてコンシューマ機器が牽引する電子機器市場はピークに達し、もっと緩やかなかたちで10年にも及ぶ顕著な成長は終わりを迎えるであろう。

 半導体産業は、2009年には機器市場が4.5%の弱含みの成長となり低成長のサイクルに入る。そして消費市場は天井を打つ。この低成長時代に電子機器市場は、半導体需要が減速し需要に対して生産能力が超過し結果としてメモリー市場はフラットとなりDRAM市場は前年比9%減となる。2009年の減速予想にもかかわらず、最下点でさえも3.6%の成長は見込まれる。

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