FPD Technology Watch

第17回 ファインテック・ジャパン
過去最大規模の700社以上が出展予定

[2007年04月号]

2007年4月11日(水)~13日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて第17回フラットパネルディスプレイ研究開発・製造技術展「FINETECH JAPAN~ファインテック・ジャパン~」が開催される。LCDやPDPをはじめ、有機EL、電子ペーパー、FEDなどのFPDを開発・製造するために必要な製造装置、部品・材料のメーカーが一同に会し、FPD製造に関する最新テクノロジーが集結する。過去最大規模の700社以上の出展が予定されており、来場者は3日間で6万人以上が見込まれている。また、展示会場では「第2回FPD部品・材料EXPO」および「Display 2007~第3回 国際 フラットパネル ディスプレイ展~」も同時開催される。


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第8世代および第9世代パネル対応の搬送ロボットが実機で登場
 メインとなる「製造装置ゾーン」では、スパッタ装置、成膜装置、露光装置、エッチング装置、洗浄装置など、FPD製造プロセスにて使用される製造装置が集結する。今年も出展メーカーによる実機展示や実演・デモなどが予定されている。特に今回は第8世代および第9世代LCDパネル向け搬送ロボットなども展示される予定。

 「検査・リペア・測定ゾーン」では、FPD業界における検査、リペア、試験、測定技術に特化し、アレイ・セル・組立工程の検査/リペア技術に加え、マイクロスコープや分析サービスなどの出展が予定されている。パネルの検査だけでなく材料の検査、試験、分析まで裾野が広がったことで、パネルメーカーだけでなく、材料メーカーにとっても有意義なゾーンとなっている。

 本格的な実用化に向けて注目されている有機ELのコーナーでは、有機ELディスプレイの開発・製造用の装置をはじめ、検査装置などが一堂に会する。

 この他、FPD業界のクリーン製品を集めた「クリーン・静電対策コーナー」が設けられ、クリーンルーム関連の製品・技術、静電対策製品などを比較検討できるようになっている。

幅広い専門技術セミナーも多数開催
 ファインテックの特徴でもあるが、展示会と同時に今回も内容の濃い専門技術セミナーが同時開催され、有力企業のビジネス戦略や市場動向、FPD技術の最新トレンドについて学ぶことができる。各種FPDの技術セミナーに加え、製造プロセスや部品・材料など、3日間を通じてカテゴリー毎に多数のセッションが用意されている。()


表 専門技術セミナーのスケジュール 
日本語 バイリンガル(日本語/英語)

 また、展示会初日には、「ポスト“ハイビジョン”を担う“スーパーハイビジョン”~FPDへの期待と可能性~」のテーマで基調講演が行われる。「スーパーハイビジョン~究極の高臨場感TV放送システムの実現を目指して~」と題して日本放送協会 放送技術研究所所長の谷岡健吉氏、「次世代における家庭用テレビの役割と将来ビジョン」と題して東芝 DM社社長の藤井美英氏、「超高画質、高精細を実現するFPD最先端動向」と題してパイオニア 専務取締役の山田宰氏の講演がそれぞれ予定されている。

 さらに、特別招待講演として、「ソニー液晶テレビ事業の成長戦略」と題してソニー 取締役代表執行役副社長の井原勝美氏、「薄型テレビ「VIErA」の挑戦~次なるステージに向けて~」と題して松下電器産業 役員パナソニックAVCネットワークス社上級副社長の森田研氏などが講演する予定。

 この他、「世界市場へ展開する韓国FPDメーカーの事業戦略」をテーマにした韓国FPDフォーラム(11日、14:30~17:30)、「注目される台湾FPD産業の最新事情」台湾FPDフォーラム(12日、13:00~15:00)、「北京オリンピックに向けて、さらに飛躍する中国FPD産業」中国フォーラム(12日、15:30~17:30)なども予定されており、成長著しいアジア各国のFPD事情を知るよい機会となっている。


会期初日にADYグランプリを表彰

 会期初日には、今年で12回目を迎えるアドバンスト ディスプレイ オブ ザ イヤー(ADY)のグランプリが表彰される。ADYは、FPDに関連する優れた製品を選考、表彰することで開発・製造メーカーの功績を称え、FPD業界の技術や市場の発展に寄与することを目的としている。ディスプレイモジュール部門、製造装置部門、検査装置部門、部品・材料部門の4つの部門に分けて開催され、どのメーカーがグランプリを手にするかが注目される。

 なお、昨年に引き続いてFPD部品および材料に特化した「第2回FPD部品・材用EXPO」が同時開催されるほか、LCDやPDPをはじめ、注目される有機EL、電子ペーパー、FED、リアプロといった最新ディスプレイが一堂に展示され、会場を盛り上げる。

 FPDは急速な勢いで大型化や高精細化が進んでおり、その技術の進歩は著しい。一方で、LCDやPDPに代表される薄型テレビの店頭での価格は下落が続いており、パネルメーカーにとってはいかに生産効率を上げて、市場に受け入れられるコスト競争力を維持するかが求められている。そのためには、これまで以上に製造装置の性能向上やプロセス技術の革新、新規材料の開発などが重要となってきている。今年で17回目を迎えるファインテックにおいても、数多くの新製品や新技術が発表されるとみられ、技術者をはじめ多くの業界関係者の注目が集まる。





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