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Gemidis、高品質なLCOSパネルを
市場投入して次世代の薄型TVをサポート

[2007年04月号]

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CEOのJan Lam-brecht氏

 ベルギーGemidis社は、Gent大学およびIMECのスピンオフとして2004年8月に設立され、プロジェクション用途向けLCOS(Liquid Crystal On Silicon)パネルの設計および製造を行っている。社名は、Gent大学の「ge」、Microdisplayの「mi」、Displayの「dis」の組み合わせから成る。Ghent大学からマイクロディスプレイ作製に関するノウハウを、IMECから知的財産を譲り受けており、本社にてR&Dなどを行い、台湾にてテストおよび検査などを行っている。従業員は、本社に23人、台湾に7人在籍しており、日本のセールスオフィスに1人在籍している。会社設立から数年にも関わらず、3つのLCOSパネルを製品化。同社は今回、「Display2007」に初出展する。

独自のデザインで、200mmウェーハから
0.7型ダイの取れ数107枚を実現
 コンシューマ製品用途として、リアプロTVおよびフロントプロジェクタへの応用が可能な、720pパネル(解像度1280×768)およびフルHD 1080pパネル(同1920×1080)を製品化している。

 同社の共同設立者でCEOのJan Lambrecht氏は、「同じ業界のどの企業と比べても、1枚のウェーハから取れるダイの数は我々が最も多いだろう」と自信を覗かせる。「例えば、他社が200mmのウェーハから0.7型のLCOSのダイを65枚程度しか取ることができないのに対して、我々は同じウェーハ1枚から107枚のダイを取ることができる。アクティブマトリクスの大きさはどちらも0.7型だが、我々は周辺回路までを含めた総合的な設計を行うことで最終的なダイの面積を抑えることができる」と説明する。これにより、LCOSパネルの製造コストを大幅に削減することが可能になるという。

「LCDやPDPを超えるリアプロTVの時代がやってくる」

0.7型のLCOS(上)とドライバ・ボード

 現在、米国を除く日本や欧州ではそれほど人気のないリアプロTVであるが、Lambrecht氏はここ数年のうちに市場が大きく変わる可能性があると述べる。「我々はリアプロTVの将来は明るいものと信じている。LCDやPDPなどと同じような薄型TVをリアプロTVでも実現可能であり、間もなく現実になるということである。その理由は3つある。一つは光源である。現在使用されているUHPランプは寿命の問題があるが、今後2年以内にLED光源、そして4年以内にはレーザー光源が実用可能になるだろう。特にレーザー光源はLCOSにとって魅力的である。レーザー光を使用することで偏光板が不要となり、光学系をより単純でき、より小型化することが可能になる。次に解像度である。最近では2010年までに解像度4K×2Kのテレビを目指すといった話を聞くが、LCOS以外の技術でこれを実現するのは困難だろう。LCDやPDPでもそのような高解像度のパネルを実現できるかもしれないが、コストは高いものになるだろう。3つ目の要因として、リアプロTVの構造自体の薄型化が進んできており、LCDやPDPと比べても同等レベルの薄型化が可能になるとみている」という。ただ、「我々はあくまでもコンポーネントメーカーであり、TVなどのセットメーカーを目指しているわけではない」(同氏)という。

 同社は、プロフェッショナル用途向けにQXGAパネル(解像度2048×1536)も製品化、フライトシミュレーション、3D、デジタルシネマなどのアプリケーションをターゲットにしている。現在、4K(880万画素)のLCOSパネルの開発を進めており、2008年までの製品化を目指すという。
(鉄井亮一)



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