Editorial

終わりの始まり

[2008年05月号]

By 日本版 編集長  高橋 潤
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 「中国の賢人曰く、太陽を見続けると星が見えなくなってしまうという。私は星を見たいので太陽は見ないようにしようと思う」

——米Novellus Systems社会長兼CEO Richard Hill氏

 SEMICON China 2008において開催されたウェーハプロセスに関するパネルディスカッションにおいて2つの大きなトピックスが議論された。パネリストとして、先のNovellus Hill氏、東京エレクトロン会長東哲郎氏、米KLA-Tencor社CEO Rick Wallace氏、中国Grace Semiconductor社バイスプレジデントTony Chen氏の4名が登壇した。トピックとしては、1つには現在の半導体製造装置の市況について、そしてもう1つが太陽電池についてであった。先の一言はHill氏が語ったもの。一方で太陽電池の製造技術は「半導体製造技術が転用できる新しい分野の一つ」(東氏)という指摘も頷ける。

 足下の市況をみるとその雲行きは怪しい。メモリー価格の下落に端を発し2008年上期の投資は大幅に落ち込んだ。このメモリー価格は「原油価格の推移と似ている。上昇が期待できる」(Hill氏)、「次世代技術に対する投資があるかどうかにかかっている」(Wallace氏)状況だ。

 「これは終わりではない。これは終わりの始まりですらない。しかし、あるいは、始まりの終わりかもしれない」

—— Sir Winston Churchill

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