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マスクレベル測定技術の重要性:
フラッシュメモリーのCD均一性に大きな影響

[2008年11月号]

フラッシュメモリーは微細化を加速させ、Hyper-NA液浸リソグラフィは45nm以降のパターニングをメモリーメーカーの手の届くところまで引き寄せた。いくつかのマスクパラメータは結像性能にとって重要であり、特にマスクレベルで空間像を予測することは露光工程前の性能分析に役立つ。


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図 AIMSでの検証のためにテストマスクを準備するオペレータ

E.van Setten, O. Wismans,
 K. Grim, J. Finders

 蘭ASML Netherlands BV社

 M. Dusa
 米ASML TDC社
 www.asml.com

 R. Birkner,R. Richter,
 T. Scherubl

 独Carl Zeiss SMS社
 www.zeiss.com


 近年、フラッシュメモリーは半導体業界で最重要デバイスの1つになり、その劇的な微細化の速さでリソグラフィロードマップを引っ張っている。一方、Hyper-NA液浸リソグラフィの導入によって、45nmノード以降のプロセスがメモリーメーカーの手の届くところまできた。

 45nmノード以降の形状サイズでは、マスクトポロジーとマスク上の積層膜の材料特性が、結像性能に対して重要な役割を果たす。さらに、2本の厚いワード線と中央のスペースから成るNAND型フラッシュメモリーセル独特のアレイピッチの規則性が壊れると、同設計に特有の形状中心位置(オーバーレイ)エラーにつながる。マスクレベルでの空間像測定は、NAND型フラッシュメモリーゲート層の結像性能を分析するために行われた。1)
 NAND型フラッシュメモリーセル(図1)は、別々のモジュール(ページ)に編成される。2個の選択トランジスタ(選択ポリゲート)を備えた32個のワード線トランジスタ(ワード線ポリゲート)が含まれ、32ページのモジュール全体でソース/ドレイン(S/D)接点は1つしかない。32本の均等なライン/スペース(L/S)からなるアレイコア領域では、極めて強い軸外照明(OAI:Off Axis Illumination)を使ったLow-k1の結像が可能だ。しかし、左右対称の選択ゲート(SG)ライン2本とSG-SG間のギャップが存在するせいで、アレイピッチの規則性が壊れ、レイアウト・トポロジーが不連続になる。Dusa氏ら2)は、この不連続性によって、隣接する4〜5本のワード線の下だけでなく、SGの左右端下にある近接場回折強度が非対称になることを示した(図2)。マスクレイアウトのリソグラフィ性能は、このクロスカップリング反応によって影響を受け、ドーズとフォーカス時に形状中心位置エラーを引き起こすのだ。

 マスクエラー増強要因(MEEF:Mask Error Enhancement Factor)と上述の形状中心位置エラーが原因で、マスクはCD均一性に大きな影響を持つので、我々は独Carl Zeiss社の「AIMS 45-193i」を使用してテストマスクを測定した。同測定を用いると、NAND型フラッシュゲート層のリソグラフィ性能をチェックする際、マスクレベルと露光装置レベルを区別することができる。

 露光は蘭 ASML社のHyper-NA露光機「Twinscan XT:1900Gi」で行った。テストマスクは、MoSiとCr層を被膜したMoSiにパターニングされた、複数の形状サイズのNAND型フラッシュメモリーを含む。本稿では、40nmデザインルール・最小ハーフピッチのバイナリーマスク(MoSi+Cr)から得た結果を報告する。CD均一性、Bossung曲線、および形状中心位置エラーに焦点を当てたい。


図1 クリティカルなPolyワード線、配線されるビット線、およびコンタクト層を持つフラッシュメモリーコアのレイアウト(左)では、単一方向に規則性を持つレイアウトの簡略さが目に付く。しかし、左右対称の選択ゲート(SG)ライン2本とSG-SG間のギャップ(右)によって、不連続なレイアウト・トポロジーができる。デザインルールでは、SGとSG-SG間のギャップ寸法をハーフピッチの整数倍で定義する

図2 フラッシュのワード線マスクパターンではTE偏光照明の近接場回折強度が点在しており、SG線の左右端下と隣接するワード線下では非対称になっている(たとえば、黒い矢印部分の強度を比較)







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