MAGAZINE ARTICLES
このページをホームページに登録Technology News
Yield Management
フラッシュアニールで界面を制御
[2008年02月号]
図 フラッシュアニールを用いたゲート積層が不均一な特徴を示しているのはHfSiON/SiOx界面が原因かもしれない
(出典:米カリフォルニア大学バークレー校)
米カリフォルニア大学バークレー校のPankaj Kalra氏、および米Intel社、米SEMATECH、米テキサス大学オースティン校、米AMD社、米IBM社、韓国GIST社の研究者は、フラッシュアニールが45nm向けHigh-k/メタルゲートMOSFETの性能と信頼性に与える影響を研究。その結果、15nm以下接合、1kΩ/sqレンジ面積抵抗(Rs)を達成した。
同グループは、High-k膜(ALDによる3nmのHfSiO)を1nmのSiOxに成膜し、成膜後アニールをNH3中で行ったゲートファーストCMOSデバイスを作成した。ゲート電極(ALDによる100nmのTiN)を蒸着し、Poly-Si低圧化学気相成長(LPCVD)を行った。その後、浅接合、スペーサ形成、深ソース・ドレイン(S/D)イオン注入、スパイクアニールあるいはフラッシュアニールで活性化した。フラッシュアニールの結果、サブスレッショルドスロープ係数(SS)で短チャネル効果の向上が見られ、ドレイン誘起電位障壁低下(DIBL:Drain Induced Barrier Lowering)が減少した。どちらのアニールでも、良好な挙動のCV曲線と、それに匹敵する同等の酸化膜厚やNMOSトランジスタのフラットバンド電圧が得られた。正バイアス温度不安定性(PBTI)の測定では、トラップ生成がアニール手順にほとんど依存していないことが示された。しかし、フラッシュアニールを用いたデバイスの場合、チャージポンピング測定で示されているように、界面層(HfSiO/SiOx)はトラップ密度(Nit)が高かった。負バイアス温度不安定性(NBTI)の結果も違いを示している(図)。研究者らは、フラッシュアニール(1300℃以下)中の高温露光によって引き起こされたSiOx内のHigh-k膜による酸素欠損が、Nit増加と関係しているかもしれないと推測した。ダメージを不動態化するため、電極形成後アニール(PMA:Post Metallization Anneal)工程が付け加えられ、そのことによってSSも低下し、界面品質の向上が示された。
フラッシュアニール実行のカギは、プロセスフローの他のアニール工程の中で適切な位置を占めることである。東芝の佐貫氏とSONYや中国NECエレクトロニクス社の研究者は、S/DアニールのスパイクRTA前にフラッシュアニールを行うことで、eSiGe S/Dを持つpFETのチャネル応力が向上することを発見した。nFETデバイスでは、フラッシュアニールが、注入や抑制されたTED(Transient Enhanced Diffusion)によって引き起こされたSDE(ソースドレインエクステンション)のダメージ層を回復させた。
nFETでは、スパイクRTAの前にフラッシュアニールを行うことで、しきい値電圧(Vt)のロールオフも向上。フラッシュアニールはS/DとSDEのダメージを回復した。性能に関しては、pFETの飽和駆動電流(IDsat)が11%向上、eSiGe S/Dを持つ場合、750μA/μmとなった。nFETのIDsatは、Ioff=100nA/μm、Vdd=1Vで、8%向上して1160μA/μmとなった。
スパイクアニールがフラッシュアニールに先行していたとき、pFETのIDsatの性能向上はなかった。彼らは、SiGe層表面がS/D注入によってアモルファスに変化、スパイクRTAによって再結晶化されることを確認した。再結晶化はeSiGe層の応力を減少させる。
SI Japan テクニカルセミナー
最新のテクニカルセミナー情報
Semiconductor International日本版
第19回テクニカルセミナー
「32nmを描くリソグラフィの選択肢
〜Double Patterningか?直描か?」
セミナー関連記事はこちらから
最近のテクニカルセミナー情報
第18回テクニカルセミナー
「DRAM 1ドル時代の量産技術
〜装置とプロセスをどう制御するのか?〜」
関連記事はこちらから
第17回テクニカルセミナー
「SiPプロセス革命
〜SiP、TSVでイニシアチブを握れ〜」
関連記事はこちらから
EVENTS
-
Industrial Design セミナー
-モノづくりにおける意匠設計とそのデータ活用-
2008年07月31日ー2007年07月31日
虎ノ門パストラルホテル(東京) -
第19回マイクロマシン/MEMS展
2008年07月30日ー2007年08月01日
東京ビックサイト(東京) -
PVJapan 2008
2008年07月30日ー2007年08月01日
東京ビックサイト(東京)










